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<2%達成へ千載一遇のチャンス到来>

黒田東彦日銀総裁は、今は粘り強く金融緩和政策を続けていく必要があると述べている。しかし、物価上昇の理由は想定と違っていたかもしれず、金融緩和の効果が出てきたとも言えないものの、異次元金融を始めてから10年近くが経過して初めて、消費税率の引き上げが無くても2%の物価安定目標を達成するチャンスが巡ってきたわけだ。

黒田総裁は、2%の物価上昇が安定的に続く見通しになっておらず「金融緩和の出口を早急に探るということにはなっていない」と述べている。だが、次の経済・物価情勢の展望が発表される7月、あるいは10月には、CPIの実績値が2%の物価安定目標を維持し、政策委員の物価見通しが上方修正される可能性もある。

早急ではないにしても、金融緩和の出口を水面下で慎重に探しているはずだ。それだけに、マーケットの誘いに乗って、尚早な金融政策修正を行い、金融政策正常化の「千載一遇のチャンス」を逃すことはだけは、何としても避けたいはずだ。