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 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。2時時点では104.21円と24時時点(104.08円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。米株が下げ幅を縮め、欧州株が引けにかけて底堅さを取り戻すと、それまで進んでいた円高が巻き戻された。ドル円は一時104.25円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は戻りが鈍い。2時時点では123.60円と24時時点(123.56円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に、じり高となる株式相場を眺めながら123.77円付近まで円売り・ユーロ買い戻しの動きに。もっともその後にユーロドルが上値を切り下げると、再び124.60円付近まで水準を落とした。
 なお、トルコリラ円は下値が堅い。19時頃に13.37円まで下押しするも、NY勢参入後は底堅く、1時頃には13.56円付近まで買い戻された。エルバン新トルコ財務相の発言「トルコ中銀は完全に独立している」などが伝わっている。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.1861ドルと24時時点(1.1871ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。ロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけては1.1860ドル割れから1.1878ドルまで反発。しかしながらその後は再び1.1860ドル付近まで押し戻された。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言、「新型コロナ第2波は21年の経済に影響を与える」「ECBは措置の再調整を準備している」「ワクチンはECBの予測を大きく変えるものではない」などもユーロの重しとなったか。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:104.07円 - 104.62円
ユーロドル:1.1843ドル - 1.1894ドル
ユーロ円:123.52円 - 124.03円