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究極の株式投資(究株)
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究極の株式投資(究株)の掲示板

最近ではAIの思考プロセスのブラックボックス化が懸念されるなか、根拠が見えやすい「X.AI(エクスプレイナブルAI=説明可能な人工知能)」など人間に優しいAIや、画像生成分野などを中心にAI同士が切磋琢磨して創造性を獲得し“教師なし学習”でレベルアップを図る「GAN(敵対的生成ネットワーク)」などが注目されている。しかし、これらもまたAIが我々の想像を超えた進化を遂げる過程での一里塚に過ぎない。

 株式市場でも、AIは投資テーマとして色褪せることなく投資マネーを誘導し続けることは必至だ。時流を捉えるべくAI分野へ積極的に資本投下する企業も増えてきた。裏を返せば、今の東京市場はAI関連として現時点では見落とされている出世株の宝庫ともいえる。これは投資家にとってチャンスだ。

●ブレインパッドが切り開いた黄金ロード

 今週の株式市場では、何といってもAI関連の代表的銘柄に位置付けられるブレインパッド <3655> のパフォーマンスが圧巻だった。全体地合い悪のなか貸株注意喚起をものともしない鮮烈な上げ足はマーケット関係者の耳目を驚かせた。17日は大幅高で6連騰と最高値街道をまい進、9000円大台ラインも突破した。同社はAIを活用したビッグデータ分析などアナリティクス事業を手掛け、案件の大型化や長期化が収益変貌をもたらしている。5月10日に発表した19年6月期第3四半期の営業利益は8億9100万円と前年同期比で倍増、これを受け通期見通しも7億5000万~9億円の従来予想から11億3000万円(前期比93.5%増)に大幅上方修正したことが急騰劇の発端だ。市場では「AI分野に傾注している企業で、現時点でこれだけ収益を伸ばしている企業は珍しく、M&A戦略による事業基盤の拡大で更なる飛躍を目指していることが、投資マネーの琴線に触れた」(国内ネット証券アナリスト)としている。

 このブレインパッドに続く銘柄が夏場にかけて、数多く輩出される可能性をマーケットは感じ取っている。今回は新たな上値の可能性を内包し、静かに輝きを放ち始めたAI関連の隠れ有望株を5銘柄エントリー。令和相場はスタートラインでつまずいたものの、本領発揮はこれからであろう。次代を担うAIをテーマに描き出される反撃のシナリオに夏相場を託したい。

●ここから要注目のAI隠れ有望株はこれだ