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●株初心者 佐倉杏子の部屋●の掲示板

NY株見通し=底堅い展開か ヘルスケアの押し目狙い
20時52分配信 トレーダーズ・ウェブ
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底堅い展開か ヘルスケアやテクノロジーの押し目狙い



 今晩のNY株式市場は底堅い展開か。FOMCは大方の予想通り利上げ見送りとなったが、その結果、利上げ時期の見通しをめぐる不透明感は高まった。利上げができなかったことをネガティブに捉える見方も増えており、イベント通過による陽性の相場つきは期待しにくい。ただし、午前の中国本土市場は前日比プラス圏で取引を終えており、ひとまずは米利上げ見送りの効果が出ている。今晩は週末ではあるが、年末ラリーに向けて新たにポジションをとる投資家の買いも期待できよう。下押しする場面は買いに分がありそうだ。業種ではヘルスケアやテクノロジーが狙い目か。
 今晩の経済指標は米8月景気先行指数が発表される。企業決算はなし。


 17日のNY株式相場は「行って来い」。FOMCで政策金利が据え置かれたことを受けて一時大幅に上昇したものの、その後のイエレンFRB議長の会見で10月利上げの可能性も示されたことなどで主要株価指数は反転。中国の景気減速懸念が示されたこともセンチメントを悪化させたようだ。FOMCの結果発表後、ダウ平均は一時200ドル近く上昇したが、イエレン議長会見が始まると次第に値を消し、終値では65.21ドル安の16674.74ドルと3日ぶりの小幅反落となった。

 FOMCでは、政策金利の誘導目標が0-0.25%のレンジに据え置かれた。ラッカー米リッチモンド連銀総裁以外は据え置きを支持した。声明では「経済は緩やかなペースで拡大する見通し」としつつ、「労働市場にさらにいく分の改善必要」との文言が引き継がれた。イエレンFRB議長は会見で利上げに慎重な姿勢を示したものの、10月の利上げ開始は依然として可能であり、必要なら特別に記者会見を設定できるとも発言したことで利上げ時期の不透明感が強まった。

 金利据え置きが嫌気され、バンク・オブ・アメリカ(-2.88%)やJPモルガン・チェース(-2.32%)などの金融セクターが売られ、高配当銘柄が多い公益セクターが買われた。セクター別騰落率の上位3セクターは公益(+1.31%)、ヘルスケア(+0.87%)、一般消費財(+0.25%)となった。一方、下位3セクターは金融(-1.31%)、通信(-1.09%)、テクノロジー(-0.68%)となった。