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サイバーダイン、装着ロボの訓練施設を増設

北関東・信越 2019/7/18 19:38日本経済新聞 電子版


サイバーダインは名古屋市や東京都内などに装着型ロボット「HAL」を使った立ち座りや歩行などのトレーニングプログラムを提供する施設「ロボケアセンター」を相次いで新設する。多くの障害者や高齢者などが利用しやすいよう、全国の政令指定都市を中心に出店を加速し、2020年3月期中に15拠点体制とする方針だ。

サイバーダインの子会社はエディオン名古屋本店に「名古屋ロボケアセンター」を新設する(名古屋市)

子会社の鈴鹿ロボケアセンター(三重県鈴鹿市)が8月1日に家電量販店大手、エディオン名古屋本店(名古屋市)内に直営店「名古屋ロボケアセンター」を開く。センターの開設は11カ所目となる。

センターでは装着者の意思に応じて動作するHALを使って膝の曲げ伸ばし、立ち座りやバランス練習、歩行練習などのトレーニングプログラム「HAL FIT」を提供する。

鈴鹿ロボケアセンターには愛知県内から通う利用者も多く、名古屋市内での開設を要望する声が多かった。名古屋駅から近く、集客力が高い家電量販店内に出店することで相乗効果を狙う。初年度の月間利用者数はのべ100人程度を目指す。

ロボケアセンターはつくば市では本社が、神奈川県藤沢市、三重県鈴鹿市、大分県別府市では子会社が運営している。名古屋市は子会社による初の直営店となる。他の都市は子会社と地元の組織が連携して開き、19年には岡山県倉敷市と仙台市、広島市、北九州市で開設した。HALの認知度向上を受けて全国各地での展開が加速している。

9月には東京・新宿と札幌市に、10月には神戸市に新設する予定だ。今後、新潟市や熊本市などにも出店したいという。

HAL FITはAIG損害保険と損害保険ジャパン日本興亜の自動車保険などで対象になっている。サイバーダインの株主優待制度で1000株以上保有している株主も利用できるなど、提供機会も増やしている。