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F351について考える場ニャ(=・ω・=)の掲示板
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>>5
ただ、肝硬変から線維化レベルが改善しても、線維化レベルに比例して肝がんが発生するならば、改善した線維化レベルでの年率との差分、救われない患者がいるね。
一方、線維化レベルではなく、線維化の進行期のみ肝がんが発生するのでは?とも思ってたりもする。この辺はいくら考えても埒もないこと。4相で長い期間が経過して、傾向からそれっぽいと感じるだけかな。
キャッツ18番 2021年10月23日 21:08
F351の威力をテキトーに考える
中国市場の肝硬変患者は700万人、うちB型肝炎を起因とする患者は7〜8割(490~560万人)という記事が多い。たしか5年生存率は25%ぐらいだっけかな。代償性肝硬変の患者の方が多いと思うので仮に300万人としてみる。
何の治療もしない場合、がん化する年率が8%、非代償性に進む年率を5%と仮定すると、一年後、それぞれ24万人、15万人(合計40万人弱)が生命の危機の状態となる。とても多い数字である。しかし、B型を起因とする肝がん、肝硬変の死者は20万人以上、10万人弱なので、大きく外れているわけではない。
更に仮定として、1年で線維化が改善した患者は救われるとする。エンテカビルのみの場合は25%、F351との併用の場合は90%が救われるということである。すると、40万人弱が生命の危機にあうところ、それぞれ10万人弱、35万人が救われるということである。逆から見ると(救われないのは)、30万人弱と4万人。その差は26万人。エンテカビルは確かに効果的である。1990年と2016年の肝硬変患者の死亡率比較統計にもはっきり表れている。
しかし、F351との併用による破壊力はそれを遥かに凌駕すると私は確信している。
なお、この考えは線維化の進行が肝がんや肝硬変に影響を与えるということが前提であるが、エビデンスA。裏付けはある。進行の年率はてきとーだけどね。