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ウーバー、南米初の電動自転車ライドシェア「Jump」のサービスをチリで開始

2020年02月26日 サンティアゴ発

米国ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズ(Uber)は2月17日、チリのサンティアゴ東部のラスコンデス地区において、電動自転車「Jump」のシェアリングサービスを開始した。サンティアゴでのサービス開始は南米初で、世界で32カ国目となる(「ラ・テルセラ」紙2月17日)。
まずは、1,200台の電動自転車がラスコンデス地区に配置され、利用料金は1分につき150ペソ(約21円、1ペソ=約0.14円)となっている。自転車は、前輪にモーターが付いており、出力は250ワットで、速度は最大時速25キロまで到達することができる。搭載されているバッテリーによる航続距離は40キロで、使用できる時間帯は午前5時から深夜0時30分までとなっている。
Jumpは、Uberのアプリをインストールして使用することができ、既にチリでサービスを開始しているシェアリング自転車やスクーターと同じくGPSで自転車を検索、予約し、QRコードでサービスを有効にして使用する。Uberの配車や宅配サービスを既に利用していたユーザーにとっては、同じアプリ内でJumpを利用することができるため、面倒な初期設定する必要がなく、使用しやすいところが利点といえる。

Jumpラテンアメリカのルディ・ワン統括部長は「ウーバーが目指すのは、大気汚染と車両の混雑を軽減することで、利用者と都市の双方にメリットをもたらすという新しいオプションを通じて、次世代のライドシェアを構築するとともに、チリのモビリティ・エコシステム進展に貢献することだ」とコメントした。