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⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️宮殿の掲示板

通りすがりで失礼します。

温室効果ガスによる気候変動は切実な問題ですが、対策技術についてはあまり議論の対象になっていないようなので、温室効果ガス削減の救世主になるかどうかは別にして、人工光合成と二酸化炭素貯留の研究開発の取り組みもなされていますので、参考までにコメントします。

水とCO2から水素を作る光触媒である酸化チタンの研究は東大の藤島先生が有名ですが、同じように光触媒を使った人工光合成によってCO2を有用物質に変換しようとする研究開発では、例えば、NEDOと人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)が、植物の光合成の太陽エネルギー変換効率(0.3%程度)の10倍以上となる世界最高の変換効率3.7%の光触媒を開発していること、またパナソニックは、可視光領域で応答するニオブ系光触媒を使って、CO2をエタノールに変換する人工光合成プラントの建設をするというプレス発表もあります。

他方、排出されたCO2を地中や海底などの別の場所に隔離し閉じ込めるCCS技術開発も行われています。

人為起源の気候変動問題は人類の叡智を結集して解決しなければならない問題ですが、地球誕生からの歴史を振り返ると、長期的には隕石の地球への衝突や太陽の黒点周期による影響も避けられない問題でしょうね。

皆さんの迷惑になるといけないので私の投稿は明日には削除しますが、今後ともお二人の闊達な議論を期待しています。

  • >>59151

    おおおお〜、素晴らしか投稿、消さないで下され〜

    獅子さんとあたしとだけでは、議論が偏ります。地球温暖化は、全国民的、全世界的に取り組まなければならない問題です。

    そして、あたしは日本経済の今後を憂いているので、地球温暖化は本来は日本企業の活躍の幅が広がるのでは、と期待してるところでもあります。

    太陽光パネル製造では、もはや中国には勝てませんが、環境部門やレス頂いた人工光合成が日本企業主導でできれば素晴らしいことです。

    生物の光合成やエネルギー利用は、酵素系を活用する40度弱の低音作動系であり、エネルギーロスが少ないことが特筆されます。

    人工光合成、そこまで来てるのなら、素晴らしいことで、投資対象としても考えなければならない技術ですね。

    そんではこれからもヨロピコです〜

    そんではまた!

  • >>59151

    キララさん

    書き込みありがとうございます。

    真の人工光合成は人類の夢だと思いますが、水を水素と酸素に分解する、光合成の「明反応」の部分では既に高分子の網目構造を利用することで10%の効率を達成しているようですね。

    水素と電子とCO2を使って、ギ酸やメタノール、さらにはエタノールに変換する効率がどの程度まで向上しているか、ちょっと調べてみようと思います。

    > 通りすがりで失礼します。
    >
    > 温室効果ガスによる気候変動は切実な問題ですが、対策技術についてはあまり議論の対象になっていないようなので、温室効果ガス削減の救世主になるかどうかは別にして、人工光合成と二酸化炭素貯留の研究開発の取り組みもなされていますので、参考までにコメントします。
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    > 水とCO2から水素を作る光触媒である酸化チタンの研究は東大の藤島先生が有名ですが、同じように光触媒を使った人工光合成によってCO2を有用物質に変換しようとする研究開発では、例えば、NEDOと人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)が、植物の光合成の太陽エネルギー変換効率(0.3%程度)の10倍以上となる世界最高の変換効率3.7%の光触媒を開発していること、またパナソニックは、可視光領域で応答するニオブ系光触媒を使って、CO2をエタノールに変換する人工光合成プラントの建設をするというプレス発表もあります。
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    > 他方、排出されたCO2を地中や海底などの別の場所に隔離し閉じ込めるCCS技術開発も行われています。
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    > 人為起源の気候変動問題は人類の叡智を結集して解決しなければならない問題ですが、地球誕生からの歴史を振り返ると、長期的には隕石の地球への衝突や太陽の黒点周期による影響も避けられない問題でしょうね。
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    > 皆さんの迷惑になるといけないので私の投稿は明日には削除しますが、今後ともお二人の闊達な議論を期待しています。

  • >>59151

    キララさん迷惑なんてとんでもないっす
    このコメも読んでいる誰かの為に書いてくださっているんですからありがたいっす
    この宮殿はスレ主のだがや姫から
    誰かの為にの想いで受け継がれているスレですから(╹◡╹)

  • >>59151

    通りすがりのつもりでしたが。。
    皆さん、おはようございます。
    山さん富士さん、獅子真眼さん、コメントありがとうございました。
    2019年の論文誌では、CO2の化学反応を伴う人工光合成関連で以下がヒットします。
    Assessment of Artificial Photosynthetic Systems for Integrated Carbon Capture and Conversion,A. Prajapati and M. R. Singh*, ACS Sustainable Chem. Eng.2019765993-6003 (2019).
    この論文引用しているのが、次の2件で、
    1. C.M. Jens, L.Müller, K.Leonhard, A.Bardow. To Integrate or Not to Integrate—Techno-Economic and Life Cycle Assessment of CO2 Capture and Conversion to Methyl Formate Using Methanol. ACS Sustainable Chemistry & Engineering 2019, 7 (14) , 12270-12280.
    2. J.Kim, E.E.Kwon. Photoconversion of carbon dioxide into fuels using semiconductors. Journal of CO2 Utilization 2019, 33, 72-82.
    2.は最近の状況をレビューしているようです。

    人工光合成技術が今後進展するためには、太陽光スペクトルの大半を占める可視光領域にいかに効率的に応答する光触媒を開発するかではないかと思います。個人的には、設計開発にディープラーニングが威力を発揮できないものかと勝手な解釈をしています。

    また、自動車燃料としてアルコールは、アルデヒドが生成すること、別途エンジン開発が必要であることが、課題だったと記憶しています。