ここから本文です

前回の忠犬定例会見。①「将来、『物価安定の目標』に向けたモメンタムを維持するために必要と判断されれば、もちろん適時・適切に追加緩和を検討していく」、としたうえで、②「利下げ、資産買い入れの拡大」、などに言及。 ①は常套句で新味に乏しいが、注目は②。具体策への言及は異例であり、最近の市場動向を受け、日銀内部で正常化路線が大きく後退し、逆に追加緩和が議論されている公算。ただ、利下げについては地方金融機関の弱体化でマイナス金利が完全タブーとなっており、長期金利誘導上限を再び0.1%に戻すしかない。つまり、次の一手は株を中心とした買切オペの拡充。しかし、まあ、日銀はもう完全に詰んでますね。そもそも米国経済、FRBの変調の前には正常時ですら無力ですから。むしろ対応余力の枯渇が投機筋の積極的な標的になるリスクがあるでしょう。