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鉄火場を楽しく泳ごう会の掲示板

>>4644

河野大臣のブログから ①
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2019.08.09

第二次世界大戦に関する戦後処理の多くは、サンフランシスコ平和条約で行われました。
 
サンフランシスコ平和条約第1条は、45カ国との間で戦争の終了をうたっています。
 
第2条では、日本の領土権の放棄が規定され、朝鮮半島、台湾、千島列島・南樺太、南太平洋の諸島が分離地域となりました。
 
第14条(a)で、連合国に対する賠償が規定され、また、日本の在外財産に関しては、連合国が処分できることとされました。
 
サンフランシスコ講和会議には52カ国が招待されました。
 
カンボジア・ラオス・ベトナム・中国の4カ国は招待されませんでした。
 
ビルマ・インド・ユーゴスラビアの3カ国は招待されたにもかかわらず、参加しませんでした。
 
また、カンボジア・ラオス・ベトナムの3カ国は、招待されていなかったにもかかわらず、参加しました。
 
その結果、サンフランシスコ講和会議には52カ国が参加しました。
 
その52カ国のうち、チェコスロバキア・ポーランド・ソ連の3カ国は条約に署名せず、残りの49カ国が署名しました。
 
49カ国のうち、インドネシア・ルクセンブルク・コロンビアの3カ国は条約を批准せず、日本を含む46カ国が批准しました。
 
日本は、サンフランシスコ平和条約を締結しなかった国とはそれぞれ個別に平和条約を締結することとなりました。
 
インドネシア・ビルマ・チェコスロバキア・インド・ポーランド・ユーゴスラビアとは個別に平和条約を結び、例えば、インドネシア・ビルマとは賠償協定も結んでいます。