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PBRの変動要因について

業績だけが理由じゃない。
投資家サイド、投資家の心理状況にもよる。
株式にはリスクプレミアムという概念がある
近年、日銀がETFの買い付けを行っているが
この目的はリスクプレミアムの拡大を抑えるため。

リスクプレミアムとは、投資リスクにおいて
投資家が要求するリターン指数とでも言おうか。
国債金利と、株の益回りが同じ場合
投資家はリスクを取って株式を買わない。
リスクを取って投資する場合、それに見合ったプレミアムが無ければ旨味がないから。
国債金利+α
この+αがリスクプレミアム

株価= 一株当たりの利益(EPS)/ 金利➕リスクプレミアム➖ 成長率

今のような不安材料がある時は、リターンであるリスクプレミアムが拡大しないと投資家が満足しないから、どんどんリスクプレミアムが拡大していく。
こーなると分母が大きくなって株価が下落していく。不安材料が出てくると株価が下がるメカニズム。
リスクプレミアムはPERと逆相関があるから
拡大するとPERが低下していく、
今のPERの異常な低水準とは
結果であってリスクに対して魅力がないから
実現する値 。
つまりそれが投資家サイドが考える適正水準である。

この状態に介入しているのが日銀。
黒田さんはリスクプレミアムの拡大を防ぐためにETFを買ってる。
言い換えれば投資家心理に対しての介入。

株価下がっている時に業績の良い株を仕込む理由は
EPSと国債金利が一定ならば、リスクプレミアムの拡大が要因の時に
不安材料が払拭されると一気に株価が戻す一面もあるからめちゃめちゃ旨味がある。
しかも今はFRBが金利引き上げに対して
弱気な姿勢を示してるから金利が一時的に低下している。
分母が減っているのに、株価が上がらないのは
リスクプレミアムが大きいから。
不安材料が払拭されるとどうなるか、分かるかな?

チャイナショックのV字回復、ブレグジットのV字回復
トランプショック、ドラギショックのV字回復
リスクプレミアムの拡大と縮小の結果や。

日銀のETFによってリスクプレミアムの拡大に対して、ブレーキが掛かっている今の状況
下がる株は、業績が悪いのか、良いのにただ売られているのか
どっちでしょうか?
ウォーレンバフェットはまた株を買ってたらしいね。