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修行中の暇つぶしの掲示板

今の相場は以前のように為替で動いていない。
完全に期待インフレ率で動いている。
インフレヘッジに最高の株式だからこそ、今活況になっている。
名目金利=実質金利+期待インフレ率
長期債は、期待インフレ率のウェイトが大きいから
米国10年債利回りが上昇した事でダウが上がり、今日の日経平均も円高に関わらず堅調。
なぜ期待インフレが上昇したかは26日の米国GDP指標にある。
前回の実質GDP成長率は3.2% 名目が5.3%
今回の実質GDP成長率は2.6% 名目が5.0%
伸びが鈍化しているように見えるが、
それぞれのGDPデフレーターは
前回は5.3-3.2=2.0%
今回は5.0-2.6=2.4%
今回の方がGDPデフレーター(期待インフレ率)が改善している。
これを受けて米国10年債が期待インフレ率が上昇し、利回りが急上昇した結果、株高。
金利が上がれば株式にとって景気悪化になり下がるのが普通だが、金利が経済に悪影響を及ぼすラインの実質均衡金利も一緒に上昇しているから問題ない。
これが未だに低い水準にあるのが日本。
だからマイナス金利を導入しても実質均衡金利も低いため効果が現れない。
米国は今金利を上げても実際に経済に与える悪影響はほぼ皆無。
今は期待インフレ率を中心に考えると相場が読める。
米国長期債と日本の長期債を見るとええ。
米国長期債が下がれば為替で売り投機をしたいヘッジファンドがドルを売って来る。
これを逆張りで拾っとけばいい。
投機は戻るのが常。