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〔米株式〕NYダウ、大幅続落=米中貿易戦争への懸念続く
24日6時01分配信 時事通信


 【ニューヨーク時事】週末23日のニューヨーク株式相場は、米中の「貿易戦争」に対する懸念が広がる中、大幅続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比424.69ドル安の2万3533.20ドル(暫定値)で終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同174.01ポイント安の6992.67で終わった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3868万株増の9億8860万株(暫定値)。
 トランプ大統領は前日に最大600億ドル規模の中国製品に25%の関税を課す貿易制裁措置を決定。米中間の報復の応酬がエスカレートすることへの懸念から前日のダウは急落した。23日は割安感から押し目買いも入ったものの、その勢いは弱かった。
 拒否権行使の構えを示していたトランプ大統領が23日午後に2018年会計年度歳出法案に署名し、政府閉鎖が回避されたことを好感し、ダウは一時150ドル上昇したものの、取引終盤に売りが加速し、下げ幅を大きく拡大した。
 トランプ政権は23日に鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置を発動。これに対し、中国は23日に128品目に及ぶ報復対象を発表した。米中の摩擦が貿易戦争に発展し、これまで好調だった世界経済の成長が鈍化するとの懸念が広がっている。
 また、2016年の米大統領選でフェイスブック利用者の個人情報が不正に利用されていた問題も引き続き相場の重しとなった。個人情報を扱うIT企業に対する規制が強化されるとの警戒から、ファイスブックのほか、アルファベットやアマゾン・ドット・コムなどIT株が広く売られた。
 投資家の不安心理の指標となるシカゴ・オプション取引所の恐怖心指数(VIX)は危険水準とされる20を上回り高止まりしている。市場では「貿易戦争への懸念に加え、フェイスブックの問題もあって相場の地合いは悪い。株価が下がってもなかなか押し目買いが入らない」(準大手証券)との先行きへの不安が高まっている。