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⬆2強はなぜ赤字なのか
2019/04/23 05:00
【シリコンバレーの運転手が見る、ライドシェアの「現実と未来」】
巨額赤字のライドシェア、レベル5の自動運転に託す高収益化戦略
 米ライドシェア最大手のウーバー(Uber Technologies)は2019年4月11日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を正式に申請した。SECに提出したS-1資料(証券登録届出書、開示書類)から、約3400億円の営業赤字であることが判明した。同年3月29日に上場したシェア第2位の米リフト(Lyft)も約1000億円の赤字である。現状では収益よりもサービスの普及を優先した結果だが、これらの数字にやきもきしている投資家も多い。両社が黒字化、そして高収益ビジネス化の鍵として注力しているのがレベル5の完全自動運転の開発である。日本企業の元駐在員でシリコンバレーに24年在住し、現在はリフトの運転手をしている吉元逸郎氏に、リフトのS-1資料を基に自動運転の開発の現状や、ビジネスへのインパクトを解説してもらう。(内田 泰=日経 xTECH)
 「お客さん、どちらにお勤めですか?」
 筆者がそう質問したら、後部座席の乗客から面倒臭さそうに「アップル」という返事が返ってきた。
 「何をやっているんですか?」
 「その質問には答えられないことになっている」。ぼそっとした返事で、それ以上会話が続かなくなってしまった。
 これが米グーグル(Google)の社員だと、結構オープンに詳しく何をやっているのかを答えてくれることが多い。社内規定の違いだろう。米アップル(Apple)の社員はどちらかというと秘密主義だ。結局、その乗客をサニーベール市にあるアップルのオフィスで降ろしたら、ちょうど、同社が開発する自動運転車が出てくるではないか。
 「なんだ、自動運転車関連の研究開発をやっているんだ。別に隠し立てするようなことじゃないのに・・・」。筆者は独り言をつぶやいた。せっかくだから、写真を1枚撮っておこう。その車を追いかけてパシャリとやったのが、下の写真だ。(以下略)
⬇筆者がシリコンバレーの道路で出くわしたアップルの自動運転車。やたらと多数のLiDAR(レーザーレーダー)を搭載している

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