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⬆クボタを巻き込む
【農機も自動運転、近づく「完全無人化」 大手が続々投入】
毎日新聞
2019年4月20日 10時52分
(最終更新 4月20日 11時02分)
農業無人化への取り組み
 農家の高齢化や担い手不足を背景に、自動化技術を取り入れた農機が続々と登場している。農機大手のクボタが2017年に自動運転トラクターを市場に投入して以降、各社が続々と手掛け、技術導入はコンバインや田植え機へと広がりつつある。人工知能(AI)などをうまく活用できれば、農作業現場の完全無人化も夢ではなくなる。
 農林水産省によると、農業就業人口の平均年齢は18年時点で66.8歳。熟練の技が必要とされる農機操作の自動化は、高齢の担い手の負担を軽減し、経験が少ない若手や兼業農家が質の高い農作物を作れるようになる可能性を秘める。
 自動農機の開発は、昨秋から年明けに放送されたTBSのドラマ「下町ロケット」の題材にもなった。ドラマに登場するトラクターはクボタが提供し、凸凹の地面を無人で走る場面も放送された。
 クボタが17年に販売を始めた自動運転トラクターは、全地球測位システム(GPS)を導入。耕す動作についてはリモコンなどで人間の操作が必要だが、運転に関しては、人が乗り込まなくても自分の位置を高精度で計測しながら進む。18年には稲の刈り取りルートを自分で判断して走行するコンバインも開発。20年に発売予定の田植え機がそろえば、稲作の作業工程の主要部分に自動化技術が取り入れられる。
 これらの農機は近隣で人の監視が必要だ。例えば作物や土の細かな状態を人が見極めてコースを設定するには人間の力が要る。だが、そうしたことを自ら学習するAIをシステムに組み込めば、現場に人がいなくても農機に作業を任せられるようになる。AIは開発段階で、実現はまだ先になりそうだが、クボタの富山裕二常務執行役員は「ロボット農機が自動作業する『無人農業』を目指す」と意気込む。(中略)
 ただ、高機能の機種では価格が1000万円を超え、まだまだ割高。クボタは、作業自体は手動で直進走行をGPSでサポートするという、機能を絞った小型トラクターを今年1月に200万円台で発売した。今後の普及には価格面での競争も鍵を握る。【加藤美穂子】