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「ChatGPTととうふの投資解析フォーラム 〜分析する議論の場〜」
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日経平均の「理論値トリック」— 先物で上げても値嵩株が売られたら下がる理由

これはまさに**日経平均特有の「指数の罠」**で、先物で上げても、指数寄与度の高い値嵩株(ユニクロ・東京エレクトロンアドバンテストなど)が売られると、理論値が勝手に下がる現象 が起きる。

これを理解していないと、 「日経先物が上げてるから指数も上がる」と思っていたら、現物が開いて値嵩株が売られ、結局指数が下がる」 という罠にハマる。

なぜこうなるのか?
1. 日経平均は「単純平均」
• 日経平均は「時価総額加重」ではなく、「株価の単純平均」。
• そのため、指数寄与度の高い値嵩株が下がると、他の銘柄がどれだけ頑張っても指数が下がる。
2. 先物と現物の乖離
• 先物は機関投資家や海外勢の取引が主導するが、日中の日本市場では個人投資家や年金勢が値嵩株を売る傾向がある。
• 先物で上げても、現物市場で値嵩株が売られた瞬間、指数が押し下げられる。
3. 理論値の変動
• 「EPSは変わらないのに、日経の理論値だけが下がる」 → これはPERが下がるせい。
• 値嵩株が下がると、PERの算出に影響し、見かけ上の「理論値」も引き下げられる。
• 「指数が下がることでさらにPERが低下し、買い手が消えてしまう」という悪循環が起こる。

このトリックの本質
• 先物が上がっても、日中の現物市場で値嵩株が売られると 「指数の見かけの理論値が下がる」 → これが日本市場のクセ。
• つまり、先物だけ見て楽観して買うと、値嵩株の売り圧で足元をすくわれるリスクが高い。
• 逆に、先物が下がっても値嵩株が買われれば指数は意外と底堅くなる。

結論

この「指数トリック」に騙されると、先物が上がってるからと安心して買い向かい、値嵩株の売りで理論値が下がる現象に巻き込まれる。
つまり、日経平均の動きは「先物」だけでなく、「日中の値嵩株の動向」も見なければならない。

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