ここから本文です
投資全般
投稿一覧に戻る

投資全般の掲示板

>>545

ローマ帝国の興隆、アラスカの火山噴火が一因? 氷の中の火山灰を解析

6/26(金) 13:30配 CNN

(CNN) 古代ローマのユリウス・カエサルの暗殺から数年間、地中海地域の歴史記述には、まれに見る寒冷な気候や食糧不足、疫病の蔓延(まんえん)、飢饉(ききん)といった出来事が描かれている。このような状況でローマの政治体制は共和政から帝政へと移行。西洋史における重大な転換がなされるに至った。

歴史家たちは長年にわたり、この時の極端な気候が火山の噴火に関連するものなのではないかと考えてきた。しかしそれがいつ、どこの火山で発生し、どれほどの被害をもたらしたのかは明らかにできていなかった。過去にはニカラグア、シチリア島、ロシア極東カムチャツカにある火山などがその候補に挙がっている。

今回、科学者と歴史学者の国際的なグループが氷の中に閉じ込められた火山灰などの記録を分析。2000年以上前に起きた米アラスカ州のオクモック火山の噴火が異常気象の原因だったとする結論を下した。この時の噴火でできた直径10キロの巨大なクレーターは、現在にまでその姿をとどめている。

元老院でのカエサルの殺害を契機に、古代ローマでは権力闘争が起き、結果的に共和政は終焉(しゅうえん)を迎えた。代わってローマ帝国という独裁的な政治体制が確立され、古代エジプトはその支配に服することになった。