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2020年6月15日 18時43分IT・ネット

自動車メーカーのホンダがサイバー攻撃を受けた問題で、攻撃に使われた可能性のあるマルウェア=悪意を持ったプログラムを専門家が解析したところ、ホンダの社内ネットワークの中枢をピンポイントで狙ってデータを一気に使えなくしてしまう、新手のサイバー攻撃とみられることが分かりました。

ホンダは、外部からのサイバー攻撃によって今月8日、社内のネットワークに障害が起き国内や海外の工場で一時、出荷や生産に影響が出ました。

この攻撃に関係したとみられるマルウェアを、情報セキュリティー会社の「三井物産セキュアディレクション」が解析しました。

その結果、このマルウェアはデータを勝手に暗号化して、元に戻すために金銭を要求する「ランサムウェア」と呼ばれるもので、ホンダの社内ネットワークにあるコンピューターだけで動く特殊なものだったことが分かりました。

従来のランサムウェアと違って、社内ネットワークを管理する中枢のサーバーをピンポイントで狙って、セキュリティーの設定を変更することで外部との通信を遮断して一気にデータを暗号化する新しい手口が使われていたということです。

金銭を要求する脅迫文も中枢のサーバーだけにしか表示されないようになっていたということです。

解析を行った三井物産セキュアディレクションの吉川孝志さんは、「通常は、中枢のサーバーほどセキュリティーが厳しいため侵入するのが難しいが、今回はホンダを狙って偵察を繰り返したのではないか。新しい手口が出てきたことでほかの組織も警戒が必要だ」と話しています。NHK

  • >>537

    かなりヤバイのか? 初期 あまり問題はないと判断していたが 甘いな。

  • >>537

    ホンダ「手口の公表控える」
    これについてホンダは「サイバー攻撃の原因の究明などを進めているが詳しい攻撃の手口についてはセキュリティー上の観点から公表を控える」とコメントしています。
    NHK



    ホンダによりますと、外部からのサイバー攻撃の影響で今月8日の午前9時ごろか

    ら社内のネットワークを通じたメールのやり取りなどができなくなり、ウイルスに

    感染したとみられるパソコンの画面が真っ暗になるといった異常が出たということ

    です。



    会社は、原因を調べるために社内のネットワークへのアクセスを制限することを決め、災害の際に利用する緊急連絡網を通じて、業務用や私用のスマホなどにメールや自動音声で一斉に連絡しました。

    新型コロナウイルス対策として、多くの社員が在宅勤務をする中でパソコンが利用できなくなったことから、今月9日は従業員に有給休暇の取得を呼びかける異例の対応を取りました。

    また、国内の工場では出荷前の車を検査した際の情報を登録するシステムにも影響が出て、車を生産する3工場の一部で出荷が一時停止しました。

    さらに、海外の工場でも、システムの安全確認やシステムの不具合の復旧のため9つの工場で生産を一時停止し、このうちアメリカのオハイオ州にある主力工場では、今月10日まで、3日間、生産を停止しました。

    ホンダの社内調査によりますと、サーバーが外部から攻撃を受けたことで、社内のネットワークにウイルスが拡散したとみられ、特定の時間にサーバーにアクセスした社員のパソコンでウイルスへの大規模な感染が確認されているということです。

    一方、これまでのところ、従業員や顧客の個人情報や開発情報などの漏えいは確認されていないとしています。NHK