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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

ペプチドリーム ペプチドリーム、大型提携後も「まだ成長する」自信の背景、肥満治療薬の併用剤開発でも独自性(7)
2024/07/10 14:23

 慢性疾患の肥満症には、病院で注射剤を打つよりも日常利便性の高い経口薬(飲み薬)が好ましい。肥満症薬が飲み薬なのに、併用するマイオスタチン阻害剤が注射剤で病院に行く必要があるとすれば、不便なのはよくわかる。

 実施済みの前臨床のデータでは、筋肉量増加や代謝機能の改善などが出ている。今年後半に出る経口薬での動物試験結果でもこれが再現できるのか、その結果はマイオスタチン阻害剤でPDが勝機をつかめるかどうかを左右する。

 結果が及第点となれば、市場の大きさを考えても提携候補先は数知れず、独自の経口薬でライバル不在ゆえに売り手絶対優位の交渉に持ち込める。大型提携の可能性も今期、来期には見えてくるかもしれない。

 先述したように、ブリストルから1相データ付きで権利が戻ってくるとすれば、PDL-1阻害のがん治療薬PGも再導出では相応の一時金が視野に入ってくる。近未来をにらんでも好材料がまだまだある。

 株式市場の期待通り、構造改革の進展が本物で、持続的な成長期に入ったのか。日本を代表するバイオベンチャーの行方からしばらく目が離せそうにない。(了)