ここから本文です
投稿一覧に戻る

4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

【ペプチドリーム臨床品目】分かりやすく詳しく!!その3

 2つ目のKP1196は体内に投与して使用する。こちらも上記のKP1237と同じメカ

ニズムを狙ったものだが、体内に投与するため長時間作用型にしている。IND申請

の準備に入っており、2020年中の臨床試験入りを視野に入れているという。

 多発性骨髄腫のマーケットは「ダラザレックス」(ダラツムマブ)が年間3000

億円超を売り上げている。ペプチドリームが共同開発中の化合物は、ダラザレック

スが持つ輸注反応や免疫細胞の現象などの副作用が少ないことが期待されている。

 また、注目が集まる自社創薬のヘマグルチニン(HA)阻害薬「PD-001」につい

ては、「臨床試験入りは2021年になる見込みだが、早まる可能性はある」(金城

氏)という状況だ。現在はIND申請に必要なデータパッケージの準備を進めてい

る。なお、非臨床試験で毒性に問題がないことを確認。

 なおPD-001に関しては、「タミフル」(オセルタミビル)との併用投与が単剤

投与に比べて高い有効性を示すことが確認されているという。このため、PD-001

と作用機序が異なる他のインフルエンザの併用(カクテル投与)を活かした開発や

マーケティングが行えるよう、プログラムを戦略的に組んでいく方向だ。「パート

ナー候補の企業と協議は最終段階に来ている」(金城氏)といい、導出契約が近い

ことを匂わせた。