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* 8月の中国鉱工業生産、前年比+4.4%=国家統計局(予想:+5.2%)
* 8月の中国小売売上高、前年比+7.5%=国家統計局(予想:+7.9%)
* 1─8月の中国固定資産投資、前年比+5.5%=国家統計局(予想:+5.6%)

中国国家統計局が発表した8月の鉱工業生産は前年同月比4.4%増と、2002年2月以来、17年半ぶりの低い伸びにとどまった。小売売上高も前月から伸びが鈍化し、貿易面の逆風や内需低迷による景気の一段の減速を示唆した。
鉱工業生産の伸びは7月の4.8%から鈍化し、市場予想の5.2%も下回った。
8月の小売売上高は前年比7.5%増。こちらも市場予想の7.9%増や7月の7.6%増を下回った。
1─8月の固定資産投資は前年比5.5%増。市場予想は5.6%増だった。投資全体の約60%を占める民間固定投資は4.9%増と、1─7月の5.4%増から伸びが減速した。
李克強首相は統計発表前に公表されたインタビューで、中国の経済成長について、ベースラインの高さや複雑な国際情勢を踏まえれば6%以上の成長を維持するのは「非常に難しい」との見解を示した。また、世界経済の減速や保護主義などの台頭により、中国経済は「一定の下方圧力」に直面していると述べた。
アナリストは、今回の統計を受けて中国当局が主要貸出金利を引き下げるとみている。