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バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)によると、14日までの週は、投資適格債や政府債ファンドが積極的に買われ、債券への資金流入額が週間ベースで史上4番目の大きさとなった。リセッション(景気後退)懸念を背景に、相対的に安全性の高い資産が好まれた。
BAMLがEPFRのデータとして発表したところでは、債券ファンドには合わせて160億ドルが流入した。投資適格債には107億ドルが流入し、週間では過去5番目の大規模な流入を記録した。政府債には47億ドルが流入した。
債券への需要の高まりを受けて、先進国では利回りが数年ぶりの水準に低下。米国債は14日、2007年以来初の逆イールドになった。
BAMLは「逆イールドは『助けを求める声』」と指摘。「(逆イールドの発生後は)通常、リセッションが起こることが多いが、迅速に政策行動をとれば、リセッションの回避は可能」との見方を示した。
データによると、株式ファンドからは47億ドル流出。投資信託から68億ドル流出し、ETF(上場投資信託)は21億ドル流入した。
貴金属ファンドは3億ドル流入し、11週連続の資金流入となった。安全資産への需要の高さがあらためて裏付けられた。
新興市場は、債券ファンドから11億ドルが流出、株式ファンドからは34億ドル流出した。