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>>4630


URLを貼り付けると非表示になるようなのでURLを外しての再投稿です。

私は、統計的検定は判断基準の一つというか目安的なものだと感じています。下記の例でわかるように、1人違いでも結果は変わってしまいます。
なお、n数が多くなればなるほど統計的検定での有意差は出やすくなるので、治験もお金をかけて対象者数を増やすと有意差は出やすくなります。

いずれにせよ、改善者の割合が開示されていないので、詳細結果が早く開示されることを期待しています。

下記は、今回の治験とは全く関係のない架空の話です。検定手法も異なると思いますし、おおよそこんなものかというイメージとして見る必要があります。

<架空の例:有意水準5%の「比率の差の検定」です>
10ポイント以上改善:投与群100人中11人(11%)だとして、対照群50人中1人(2%)だった場合・・・有意差なし
10ポイント以上改善:投与群100人中12人(12%)だとして、対照群50人中1人(2%)だった場合・・・有意差あり

参考) 有意差が試算ができるサイト<2つの比率の差の検定 - 高精度計算サイト - Keisan - CASIO>で検索 (「2群の比率が等しいという帰無仮説が棄却されない」=「有意差なし」ということだと思います)

  • >>4705

    興味深いサイトの紹介いただきありがとうございます。

    これ投与群100人の内25人の25パーセントが10ポイント以上アップ、プラセボ群50人の内6人の12パーセントが10ポイント以上アップの場合、
    「有意差なし」になるんですね。倍以上上回っていてもダメ。

    それぞれ20人の20パーセント、4人の8パーセントの場合でも「有意差なし」
    6パーセント以下の3人でやっと「有意差あり」。3倍以上上回ってないといけません。

    ここ見ると標本が増えれば増える程確かになるって事が実感として分かりました。
    逆に言うと、標本数が少なくて対照群が無い場合、1000分のいくつの数値が出ても、慎重に見た方がいいかもですね。たまたま有利になるような偏った情報が集まる可能性もあるので。

    TBIの平均8点7ポイントって、10ポイント以上の割合はどれくらいだったんですかね。リハビリしても症状が固定化している患者って制限を外して、慢性期脳梗塞と同じ基準で判定したら失敗したかもしれない。