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>>16108

uso 8000さん

その通りだと思います。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)と慢性期脳梗塞は病態が全く違います。

ALSは平均生存期間は発症後3〜5年であり、緩徐に進行します。私もALSの患者さんを担当する事がありますが、毎週会うたびに出来なくなる動きが増え、段々と日常生活で他人の介助が必要となってしまいます。

病院も電車で通院出来てた方が1〜2年後には自宅から一歩も出られない、ベッドで寝返るのも介助が必要な状況になるような疾患です。

細胞が日々破壊されており、この細胞が破壊された時に出る炎症のシグナルを感知してMuse細胞が集まって修復するイメージです。筋肉の萎縮が進行し、慢性化して反応しにくくなるにも関わらずMuse細胞で効果があった。これを「おじいさんのつぶやきのような小さなシグナルでもMuse細胞はシャープにたどり着くことが出来た」と記事では表現しています。

これに対して慢性期脳梗塞はALSと違って進行性ではありません。日々細胞が破壊されていませんから、ALSのようなシグナルは出さないのです。

彼の投稿で
・「慢性Strokeにも点滴で効くという期待が生まれるからだ」
・「出澤旧細胞(SB623)の出番は無くなるかもしれない」

とありますが、どこが記事の内容でどこからが彼の想像か曖昧にされていて、非常に誤解を生む内容になっていますね。


またALSは脊髄周辺の変性に筋萎縮が起こる疾患です。

岡山大学からも
* 静脈投与されたMuse細胞はALSマウスの脊髄に遊走・生着し、脊髄を構成する細胞に分化していました。

とあり、脊髄までしか行っていませんが、ALSの特性上脊髄付近で作用すれば良いのです。よってALSにおいてはMuse細胞は脳まで到達しなくて良い。だから静脈注射で良いということですね。

慢性期脳梗塞はNOシグナル、脳関門の問題があり静脈注射では難しいため、サンバイオ は直接脳に注入する手段をとったまでのこと。


uso8000さんがおっしゃる通り、
この方はALSを「慢性疾患である」と表記していますが、実際本文では「ALSは進行性の慢性疾患だ」です。いかにも慢性期にMuse細胞が効き、SB623の時代が終わった印象を与えてます。明らかに印象操作がありますね。

今後の進展は誰にも分からないので何とも言えませんが、意図的にサンバイオ の印象を下げる内容は頂けませんね。


ただ彼の肩を持つわけではありませんが、二プロのステミラックを開発した札幌医科大学の本望教授も将来は静脈注射で慢性期脳梗塞の研究を進めると2年程前の学会で話されたので、急性期と慢性期の作用の違いから難しいのでは無いかと質問したところ、「もっと柔軟になりましょう」と言われました。なので出澤教授も将来的には慢性期脳梗塞も視野に入れている可能性はあるでしょうね。彼も言い過ぎな面もありますが、そういったところを意識しているのかもしれません。

もちろん私はMuse細胞やヘリオス 社のHLCM051にも期待しております。近いうちに急性期脳梗塞治療は再生医療の静脈注射で変わるかもしれないし、他の疾患への応用も楽しみにしています。また静脈注射で慢性期の脳疾患が回復出来ればその方が良いので、サンバイオ に関わらず研究を重ねて将来は達成して欲しいと思います^ ^

  • >>16110

    Robiさん
    素晴らしい返信ありがとうございます。
    いつも読んでよかったと思える文章ですね。

  • >>16110

    脳関門の問題? 点滴Museが亜急性Strokeに効果があったのは何故? Museは脳に届かないはずなのに 
    それに、元々、出澤旧細胞はSOSシグナルに無反応  なので、急性であれ慢性であれ点滴では効かない、最初から移植(局所投与)しか手はない シグナルをキャッチできるのがMuse細胞

    慢性Strokeなどの慢性疾患では微小なシグナルも出ていないと言い切れるのか 少しは出ていることを期待してはいけないのか
    信号が完全にゼロだと断言できるのなら確かに点滴Museでは効果は期待できない
    脊髄損傷ラットについて、亜急性-慢性でも点滴Museが効いたという報告がある

    点滴Museが無効なら移植Museを使う
    移植ならSOSシグナルの有無は関係ない

    出澤グループなどでは移植Museの動物実験も行っており、いいデータを得ている
    Stroke、脳出血、腎不全,皮膚損傷etc で

    出澤らの論文
    脳出血マウスにMuse細胞(n=6)、骨髄系培養MSC(出澤旧細胞とほぼ同じ)(n=6)、プラセボ(n=11)を移植した 僅かな実験数であったが、Muse群は他の2群に対して、二つの評価項目においていずれも有意差(p < 0.05)を出した 
    運動機能についてはグラフで比較されている MSCでも効果はあるが、Museと較べると大幅に劣る

    この研究結果は、慢性脳出血に対してどの細胞を移植するのが最も効果的であるかを暗示しているのではないか

    いずれMuseと、教授から引導を渡された出澤旧細胞がダイレクトに比較される時が来るだろう
    慢性は旧細胞の聖域と思い込むべきではない

    教授が意識する相手があるとすれば、それは旧細胞ではなく、ステムリムのペプチド化合物薬だろう

    そもそも、まだ居残っているホルダーはStrokeデータを見て旧細胞の薬効に疑問を抱かないのだろうか

    今や死に体にあるこの板、元気を取り戻せる日が来ればいいが