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GN愛مجموعةの掲示板

バイオベンチャー株価週報(19日~22日)

ナノキャリアの遺伝子治療が3相失敗、サンバイオは先駆けの6カ月承認ならず

この間、上昇率の第1位はメディネットで+24.1%だった。第2位は坪田ラボで+16.5%、第3位はヘリオスで+15.0%と続いた。一方、下落率では大きい順にナノキャリアが-24.0%、キャンバスが-14.3%、Delta-Fly Pharmaが-7.9%となっている。GNIは+11.6%8日間連続陽線と健闘。

ナノキャリア(203円、前週比-24.0%)
 7月20日にストップ安となる195円(前日比-29.1%)を付けた。20日朝に、同社がイスラエル企業から導入している遺伝子治療薬VB-111について、プラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象とした国際共同第3相試験で無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)のいずれも、統計的に有意な改善効果が示されなかったと発表。

サンバイオ(1312円、前週比+6.1%)
 7月上旬の株価は1000円近辺だったが、7月中旬以降、大幅に上昇している。要因としては7月8日に新株予約権の大量行使、13日には行使完了が発表されたため、上値が軽くなっていた。加えて、2022年3月に慢性期外傷性脳損傷を対象に承認申請した同社の細胞医薬SB623について、先駆け審査指定制度に基づいた承認時期が近いと予想する向きもあり、そのイベントを先取りした買いが集まりやすい状況にあったと考えられる。

 しかし、その上昇タイミングは早すぎたのかもしれない。同社は7月22日、SB623の状況について、「9月までの承認取得はないものと判断しています」とするリリースを発表した。8月3日に薬事食品衛生審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会が開催されるが、その議題にSB623が含まれないことが、7月20日に厚生労働省が公開した同部会の開催案内で判明したためだ。

ジーエヌアイ(1,416円👉1,580円+11.6%)
今週も会社開示はないものの、堅調な値動きで上昇トレンドを描いていた。他バイオとの優位性が明確化されつつあり、安心感さらには期待感すら漂う。子会社上場、Cullgenの治験開始、日本事業提携、円安効果短信も控え、その材料は他バイオの追随を許さない。今は黙ってGNIホールドが正解だろう。