投稿一覧に戻る ☆loneliness…の掲示板 388 hardWorker 2021年12月31日 08:19 >>387 11. あらゆるものがトークン化される 「あらゆるもののトークン化」は、私たちが通貨や富を捉える方法を急速に変化させており、デジタルマイクロエコノミーの誕生を引き起こしている。NFTは、最初のキラーアプリケーションであった。 通貨の未来を巡る戦いが始まっており、私は、一部の人間だけでなく、多くの人にチャンスを生み出すウェブ3のイノベーションに賭けている。 ──サンドラ・ロー(Sandra Ro)氏:ブロックチェーン業界団体グローバル・ブロックチェーン・ビジネス・カウンシル(Global Blockchain Business Council)のCEO 12. プログラム可能な通貨が地球の資源を活かす 通貨は単に、世界の資産、私たちのエネルギーとビジョンの象徴に過ぎない。通貨の未来は、私たちがこの地球の莫大な資源をどのように活かすかの未来である。ブロックチェーン上に通貨を置いてプログラム可能にし、他のサービスや資産と共に動けるようにすることが、通貨を活かすための選択肢と力を私たちに与える上で鍵となる。 太陽光発電ファームへの投資でも、教育にお金を投入することでも、投資が不足しているために実行されていない優れたプロジェクトが多く存在する。プログラム可能なブロックチェーンベースの通貨を使えば、自らの資産を、すべての人の利益になるように活かすことができる。 ──ポール・ブローディ(PaulBrody)氏:EY(アーンスト・アンド・ヤング)のグローバル・ブロックチェーン・リーダー 13. 企業がトークンを購入 この先5~10年で、世界中のすべての企業が、資本構成にトークンを保有するようになると私は考えている。これらのトークンは、企業内のエコシステムにおいて有用性を持ち(報酬)、企業が収益を高めるに伴って経済的価値も持つ(パススルー配当)という点で、ある意味ではロイヤルティ/メンバー報酬プログラム、別の意味では準証券である、ハイブリッドセキュリティとなるだろう。 スターバックスからデルタ航空、ネットフリックス、ディズニー、そして美容院にジム、街角の雑貨屋に至るまで、消費者に直接対応する企業はすべて、トークンを使って顧客と関わることから恩恵を受けるだろう。 ──ジェフ・ドーマン(Jeff Dorman)氏:暗号資産投資会社アルカ(Arca)最高投資責任者 14. テック大手が優勢を回復 時は2031年。60億人以上が、「シックス・シスターズ」と呼ばれる巨大テック企業6社の一団が発行するデジタル通貨「BTA」を日常の取引に使っている。 BTAには裏付けはなく、2024年に当時の3大中央銀行が開発したネットワーク上で世界的に流通している。BTAの普及が爆発的に進んだため、10年前に存在した約200の法定通貨のうち、生き残ったのはわずか21だ。 これらの数少ない法定通貨がいまだに存続しているのは、代替するには大き過ぎだからではなく、小さ過ぎたからである。 ──マルセロ・プラテス(Marcelo Prates)氏:ブラジル中央銀行弁護士 15. トークンを通じたより多くのバーター(交換) 1. 独自形態のバーター(例えば、ETHやSLPようなインゲームトークンなど、交換手段としてのトークン)を伴う新しい経済圏が増大する。トークンは交換の手段として直接受け入れられる。 2. ブロックチェーンによって可能となった使いやすいアプリケーションが、トークン化された通貨のカストディや取引を円滑にする。 3. 交換の手段は他の通貨のバスケット(ETH、BTC、USD、EURなど)と連動し、USD単独といった形からは離れて行く。 ──ベリル・リー(Beryl Li)氏:プレーして稼ぐ(Play to Earn)ゲームのプレイヤー団体「Yield Guild Games」の共同創設者 次はダビー・ワン(Dovey Wan)氏から、2つの予測をお届けする。1つは陰鬱で、1つは楽観的なものだが、どちらがどちらかの判断は、読者の皆さんにお任せする。 16. プログラム可能な通貨政策が、押収を可能にする プログラム可能な法定通貨政策とCBDCが、恣意的な押収や変更不可能な押収を、数行のコードで可能にする。 ──ダビー・ワン(Dovey Wan)氏:ベンチャーキャピタル、プリミティブ・ベンチャーズ(Primitive Ventures)の創業パートナー ワン氏のもう1つの予測は... 17. 暗号資産が富の再分配を促す 旧態依然の中央銀行システムは富を生み出さず、生むのは富の認識だけである。法定通貨による富の「大集中」と、法定通貨から暗号資産への富の「大再分配」がここ10年間、並行して進んでいる。 ──ダビー・ワン氏 18. 通貨はもはや人間の価値を反映しない 現在、通貨には3つの主要な機能があるとよく言われる。価値の保管手段、交換の手段、そして会計単位である。しかしそれ以上に、通貨はしばしば、この世界に対してのあなたの価値、あなたに対してのコーヒーの価値を反映すると見られる。通貨は価値だ。しかし、見回してみると、通貨と価値のコンセプトの結びつきは、ますます弱くなっている。 ──テイラー・モナハン(Taylor Monahan)氏:イーサリアムウォレット管理ツールを手がけるマイクリプト(MyCrypto)の創業者兼CEO 19. 中央集権型サービスが分散型レールでつながる 起こるかもしれないし、起こらないかもしれない未来を描き出してみよう。 多くの中央集権型サービスが、分散型ブロックチェーンレールによってつなげられる。多くのサービスは、孤立して中央集権化されたままである必要があると私は考えている。なぜなら、それがコンピューターでの演算上、最も効率的であるからだが、ネットワーク全体はおおむね分散化できる。 標準化されたブロックチェーンレール上で、簡単にサービス間の移動ができるが、それは極めて価値があるだろう。あるプラットフォームから別のプラットフォームへと、資産を30秒で簡単に動かす標準化された方法は、現在暗号資産の世界の外には存在せず、それが大きな障害となっている。 ブロックチェーンレール上では、支払いは実質上、即時に完了する。通貨でも、資産でも同じことだ。資産がトークン化されるのだ。支払いアプリや店内のアイテムがそれに対応し、おおむねモバイルで処理されるだろう。そのような在り方は多くの点で、現在のシステムより効率的であり、スケーリングしたり成長させるのが簡単だと私は考えている。そのようなものが実現したら、とてもワクワクするだろう。 ──サム・バンクマン-フライド(Sam Bankman-Fried)氏:暗号資産取引所FTXのCEO 20. 通貨はさらに奇妙に 通貨の未来は、はるかに奇妙なものになると私は予測する。私たちのアイデンティティや個性により密接につながり、それらをより良く表現できるようにするだろう。実世界とデジタルの世界双方における私たちの関係性を反映するものになるのだ。 国境を超えて似たような価値観を持つ人たちをひとつにし、金銭的なインセンティブと、そこに関わる経済的価値によって強化され、そして深まるアイデンティティによって彼らをつなげることで、グローバル化を加速するだろう。そしてそれらすべてが、政府、異なる法域、様々な法定通貨からなる伝統的世界を揺るがすだろう。 ──ローラ・シン(Laura Shin)氏:ポッドキャスト『The Unchained』のホスト |翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂|画像:Shutterstock.com|原文:The Future of Money: 20 Predictions 返信する 投資の参考になりましたか? はい0 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
>>387
11. あらゆるものがトークン化される
「あらゆるもののトークン化」は、私たちが通貨や富を捉える方法を急速に変化させており、デジタルマイクロエコノミーの誕生を引き起こしている。NFTは、最初のキラーアプリケーションであった。
通貨の未来を巡る戦いが始まっており、私は、一部の人間だけでなく、多くの人にチャンスを生み出すウェブ3のイノベーションに賭けている。
──サンドラ・ロー(Sandra Ro)氏:ブロックチェーン業界団体グローバル・ブロックチェーン・ビジネス・カウンシル(Global Blockchain Business Council)のCEO
12. プログラム可能な通貨が地球の資源を活かす
通貨は単に、世界の資産、私たちのエネルギーとビジョンの象徴に過ぎない。通貨の未来は、私たちがこの地球の莫大な資源をどのように活かすかの未来である。ブロックチェーン上に通貨を置いてプログラム可能にし、他のサービスや資産と共に動けるようにすることが、通貨を活かすための選択肢と力を私たちに与える上で鍵となる。
太陽光発電ファームへの投資でも、教育にお金を投入することでも、投資が不足しているために実行されていない優れたプロジェクトが多く存在する。プログラム可能なブロックチェーンベースの通貨を使えば、自らの資産を、すべての人の利益になるように活かすことができる。
──ポール・ブローディ(PaulBrody)氏:EY(アーンスト・アンド・ヤング)のグローバル・ブロックチェーン・リーダー
13. 企業がトークンを購入
この先5~10年で、世界中のすべての企業が、資本構成にトークンを保有するようになると私は考えている。これらのトークンは、企業内のエコシステムにおいて有用性を持ち(報酬)、企業が収益を高めるに伴って経済的価値も持つ(パススルー配当)という点で、ある意味ではロイヤルティ/メンバー報酬プログラム、別の意味では準証券である、ハイブリッドセキュリティとなるだろう。
スターバックスからデルタ航空、ネットフリックス、ディズニー、そして美容院にジム、街角の雑貨屋に至るまで、消費者に直接対応する企業はすべて、トークンを使って顧客と関わることから恩恵を受けるだろう。
──ジェフ・ドーマン(Jeff Dorman)氏:暗号資産投資会社アルカ(Arca)最高投資責任者
14. テック大手が優勢を回復
時は2031年。60億人以上が、「シックス・シスターズ」と呼ばれる巨大テック企業6社の一団が発行するデジタル通貨「BTA」を日常の取引に使っている。
BTAには裏付けはなく、2024年に当時の3大中央銀行が開発したネットワーク上で世界的に流通している。BTAの普及が爆発的に進んだため、10年前に存在した約200の法定通貨のうち、生き残ったのはわずか21だ。
これらの数少ない法定通貨がいまだに存続しているのは、代替するには大き過ぎだからではなく、小さ過ぎたからである。
──マルセロ・プラテス(Marcelo Prates)氏:ブラジル中央銀行弁護士
15. トークンを通じたより多くのバーター(交換)
1. 独自形態のバーター(例えば、ETHやSLPようなインゲームトークンなど、交換手段としてのトークン)を伴う新しい経済圏が増大する。トークンは交換の手段として直接受け入れられる。
2. ブロックチェーンによって可能となった使いやすいアプリケーションが、トークン化された通貨のカストディや取引を円滑にする。
3. 交換の手段は他の通貨のバスケット(ETH、BTC、USD、EURなど)と連動し、USD単独といった形からは離れて行く。
──ベリル・リー(Beryl Li)氏:プレーして稼ぐ(Play to Earn)ゲームのプレイヤー団体「Yield Guild Games」の共同創設者
次はダビー・ワン(Dovey Wan)氏から、2つの予測をお届けする。1つは陰鬱で、1つは楽観的なものだが、どちらがどちらかの判断は、読者の皆さんにお任せする。
16. プログラム可能な通貨政策が、押収を可能にする
プログラム可能な法定通貨政策とCBDCが、恣意的な押収や変更不可能な押収を、数行のコードで可能にする。
──ダビー・ワン(Dovey Wan)氏:ベンチャーキャピタル、プリミティブ・ベンチャーズ(Primitive Ventures)の創業パートナー
ワン氏のもう1つの予測は...
17. 暗号資産が富の再分配を促す
旧態依然の中央銀行システムは富を生み出さず、生むのは富の認識だけである。法定通貨による富の「大集中」と、法定通貨から暗号資産への富の「大再分配」がここ10年間、並行して進んでいる。
──ダビー・ワン氏
18. 通貨はもはや人間の価値を反映しない
現在、通貨には3つの主要な機能があるとよく言われる。価値の保管手段、交換の手段、そして会計単位である。しかしそれ以上に、通貨はしばしば、この世界に対してのあなたの価値、あなたに対してのコーヒーの価値を反映すると見られる。通貨は価値だ。しかし、見回してみると、通貨と価値のコンセプトの結びつきは、ますます弱くなっている。
──テイラー・モナハン(Taylor Monahan)氏:イーサリアムウォレット管理ツールを手がけるマイクリプト(MyCrypto)の創業者兼CEO
19. 中央集権型サービスが分散型レールでつながる
起こるかもしれないし、起こらないかもしれない未来を描き出してみよう。
多くの中央集権型サービスが、分散型ブロックチェーンレールによってつなげられる。多くのサービスは、孤立して中央集権化されたままである必要があると私は考えている。なぜなら、それがコンピューターでの演算上、最も効率的であるからだが、ネットワーク全体はおおむね分散化できる。
標準化されたブロックチェーンレール上で、簡単にサービス間の移動ができるが、それは極めて価値があるだろう。あるプラットフォームから別のプラットフォームへと、資産を30秒で簡単に動かす標準化された方法は、現在暗号資産の世界の外には存在せず、それが大きな障害となっている。
ブロックチェーンレール上では、支払いは実質上、即時に完了する。通貨でも、資産でも同じことだ。資産がトークン化されるのだ。支払いアプリや店内のアイテムがそれに対応し、おおむねモバイルで処理されるだろう。そのような在り方は多くの点で、現在のシステムより効率的であり、スケーリングしたり成長させるのが簡単だと私は考えている。そのようなものが実現したら、とてもワクワクするだろう。
──サム・バンクマン-フライド(Sam Bankman-Fried)氏:暗号資産取引所FTXのCEO
20. 通貨はさらに奇妙に
通貨の未来は、はるかに奇妙なものになると私は予測する。私たちのアイデンティティや個性により密接につながり、それらをより良く表現できるようにするだろう。実世界とデジタルの世界双方における私たちの関係性を反映するものになるのだ。
国境を超えて似たような価値観を持つ人たちをひとつにし、金銭的なインセンティブと、そこに関わる経済的価値によって強化され、そして深まるアイデンティティによって彼らをつなげることで、グローバル化を加速するだろう。そしてそれらすべてが、政府、異なる法域、様々な法定通貨からなる伝統的世界を揺るがすだろう。
──ローラ・シン(Laura Shin)氏:ポッドキャスト『The Unchained』のホスト
|翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂|画像:Shutterstock.com|原文:The Future of Money: 20 Predictions
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