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>>779

「黒い雨」浴びた住民を被爆者と認める判決 広島地裁

2020年7月29日 14時38分

広島に原爆が投下された直後に放射性物質を含む、いわゆる「黒い雨」を浴びて健康被害を受けたとして住民たちが訴えた裁判で、広島地方裁判所は広島市などに対し、法律で定める被爆者と認める判決を言い渡しました。

75年前の「黒い雨」をめぐる裁判で、被爆者と認める判決は初めてです。

現在の広島市佐伯区や安芸太田町などに住む75歳から96歳までの住民やその遺族、合わせて84人は、原爆が投下された直後に降った、いわゆる「黒い雨」を浴びて健康被害を受けたとして、5年前、広島市や県に対し、法律で定める被爆者と認めて被爆者健康手帳を交付するよう訴えました。

これまでの裁判では、被爆者の定義の1つとなっている「原爆による放射線の影響を受ける事情にあった」と言えるかどうかが争われ、住民たちは「国が指定した放射線の影響が否定できない病気のがんなどにかかっていて、黒い雨による健康被害は明らかだ」と主張しました。

一方、広島市と県は「黒い雨を浴びたとしても、健康被害が合理的に認められるほど被爆したと言える具体的な根拠はない」として訴えを退けるよう求めました。

これについて、広島地方裁判所は、住民たちを被爆者と認める判決を言い渡しました。

75年前の「黒い雨」をめぐる裁判で、被爆者と認める判決は初めてです。

「黒い雨」が降った地域の一部では、被爆者に準じる援護を受けられる制度がありますが、今回の原告はその対象からも外れていました。

NHK

  • >>781

    「黒い雨」訴訟 被告の広島市と広島県 控訴の方針決める
    2020年8月12日 1時20分

    広島に原爆が投下された直後に放射性物質を含むいわゆる「黒い雨」を浴びた住民が健康被害を訴えた裁判で、被告の広島市と県は、国と協議した結果、全員を被爆者と認めた広島地方裁判所の判決に対し、控訴する方針を決めました。

    原爆が投下された直後に降ったいわゆる「黒い雨」をめぐり、国による援護を受けられる区域の外にいた住民や遺族合わせて84人が健康被害を訴えた裁判で、広島地方裁判所は、先月29日、全員を被爆者と認め、広島市と広島県に対し、被爆者健康手帳を交付するよう命じました。

    判決について、広島市と県は従来から援護を受けられる区域の拡大を国に求めてきたことから控訴には消極的な意向で、国に対し、控訴しないよう要請してきました。

    一方、裁判に補助的な立場で参加した国は、「判決は科学的な知見が十分とは言えない」などとして控訴するよう要請し、広島市と県が協議した結果、要請を受け入れ、控訴期限の12日、広島高等裁判所に控訴する方針を決めました。

    これで、75年前の「黒い雨」をめぐって原告全員の訴えを認めた広島地裁の判決は確定せず、引き続き、法廷で争われることになりました。

    NHK