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>>2555

今回の“回答”を科学的にみると、
TPN-101に関しては、「Transposon社の合意なしに開示することができません」ので、試験結果の解釈は「同社の解釈・見解等」と考えます。

ですから、統計学的なエビデンスを得るのが難しい条件下で行われたPSP試験のFDAとのEOP2会議?においても、今回の回答は同社が訴求した内容と考えます。確かに、バイオジェン社のALS治療薬のトフェルセンは神経変性の血清中NfLの上昇抑制効果に基づいて迅速承認制度の下で承認されましたが、PSP患者の治験で先行している“Amylyx社のAMX0035のP3試験の主要評価項目は52週後のPSPRS”ですから、「神経変性疾患の有効性評価項目としてのサロゲートエンドポイントをどれだけ認めるか」がTPN-101のPSPのP3試験のポイントです。

“外れ値”を除いてみると、NfL値の変化の大きさは投与量に依存しており、高用量の400mg投与群はPSPの神経変性を抑制することを示していることは、Transposon社のP2試験の戦略的な見解でしょうが、悩ましい課題です。“FDAとのEOP2会議でのFDAの最終見解”をはやく知りたいところです。