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てくのふぁんだの掲示板

【11】 是川銀蔵氏について (その3) ・・・ 続き


 (4) P.301 - P.305

   まず第1の警告は、自分の持てる資金の範囲内で投資をすること。
  ・・・信用取引は、絶対に手を出してはいけない。(信用買い)

   第2の警告は、新聞や雑誌で大見出しにされる材料に飛びつくなと
  いうことだ。
   だいたい、人の意見や新聞、雑誌の記事で儲けようという精神その
  ものがすでに失敗のもとだと私はいいたい。 自分で努力せず、骨折
  らずに勤めの片手間で儲けようということでうまくいくはずがない、
  ムシが良すぎる。 サラリーマンが二足のわらじをはいてそんなにう
  まくいくほど、株の世界は甘くない。
   ・・・登山にたとえれば、2合目、3合目で買えということだ。
  ところが、新聞や雑誌の大見出しに出た時には、すでに8合目、9合目
  まで登っているのと同じこと、頂上まではあとわずかしか残っていな
  いのである。
   “自分だけの情報を集め、2合目、3合目で買い、じっと待つ”
  これが株式投資の妙味であり、原則である。

  「投資5ヵ条」
  1. 銘柄は人が奨めるものでなく、自分で勉強して選ぶ。
  2. 1,2年後の経済の変化を自分で予測し大局観を持つ。
  3. 株価には妥当な水準がある。 値上がり株の深追いは禁物。
  4. 株価は最終的に業績で決まる。 腕力相場は敬遠する。
  5. 不測の事態などリスクはつきものと心得る。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上。