投稿一覧に戻る てくのふぁんだの掲示板 26 sinX 8月11日 12:12 【11】 是川銀蔵氏について 『(自伝) 波乱を生きる (相場に賭けた六十年)』 (是川銀蔵 著 / 講談社) 1. 是川銀蔵 略歴 1987(明治30)年 - 1992(平成4)年 最終学歴:高等小学校卒業でありながら、事業・投資で成功し、 やがては関西大学の教壇に立ち、講義を行うまでに・・・。 2. 同著引用抜粋 (1) P.104 - P.109 (31歳時) ・・・3年間、毎日のように・・・図書館へ通いつづけ、 経済関係の本や資料をあさりつくした。 ・・・世界各国の数十年に わたる経済統計を調べ、物価、景気、株価の変動や消費動向を徹底的 に分析した。 ・・・図書館から帰った後も毎晩、家で12時、1時過ぎ までノートを整理し、自分だけの資料を作っていった。 (その結果の発見・到達) ・・・資本主義の経済変動に(は)時代を越えた原理的なひとつの一 定の大きなリズムがある。・・・ 資本主義経済は、絶えず次なる状態に移行していく波動を繰り返す。 金融パニックが起こったりするのは、そこにおける利潤の追求の機構 そのものが混乱を起こさせるもので、利潤を追求する以上は、経済の 変動は不規則ではあるが、一定の大きなリズムで起こるのは避けられ ない。 いわゆる経済変動は経済の実態からくる自然現象なのである。 たとえば、経済の波が下降線を辿っていても、それは永久的な下降 ではなく、下ることが次への状態に移行する、エネルギーになる。 また、経済が上昇線を辿っていれば、それは次の状態として下降へ のエネルギーを貯えつつある。 経済変動の波に大きな差があるのは、その時の政治を始めとする経 済を取りまく環境条件に変化があるためなのである。 「経済には永遠の繁栄もなければ、永遠の衰退もない」、これこそ 資本主義経済の本質なのだ。 そして、経済変動の大きなリズムは、 株式相場の実態に現れてきていることがつかめたのである。 ( 続 く ) 返信する そう思う0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る 29 sinX 8月11日 12:36 >>26 【11】 是川銀蔵氏について ・・・ 補足 ・ 写真の付け忘れ。 返信する そう思う0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する
sinX 8月11日 12:12
【11】 是川銀蔵氏について
『(自伝) 波乱を生きる (相場に賭けた六十年)』 (是川銀蔵 著 / 講談社)
1. 是川銀蔵 略歴
1987(明治30)年 - 1992(平成4)年
最終学歴:高等小学校卒業でありながら、事業・投資で成功し、
やがては関西大学の教壇に立ち、講義を行うまでに・・・。
2. 同著引用抜粋
(1) P.104 - P.109
(31歳時) ・・・3年間、毎日のように・・・図書館へ通いつづけ、
経済関係の本や資料をあさりつくした。 ・・・世界各国の数十年に
わたる経済統計を調べ、物価、景気、株価の変動や消費動向を徹底的
に分析した。 ・・・図書館から帰った後も毎晩、家で12時、1時過ぎ
までノートを整理し、自分だけの資料を作っていった。
(その結果の発見・到達)
・・・資本主義の経済変動に(は)時代を越えた原理的なひとつの一
定の大きなリズムがある。・・・
資本主義経済は、絶えず次なる状態に移行していく波動を繰り返す。
金融パニックが起こったりするのは、そこにおける利潤の追求の機構
そのものが混乱を起こさせるもので、利潤を追求する以上は、経済の
変動は不規則ではあるが、一定の大きなリズムで起こるのは避けられ
ない。
いわゆる経済変動は経済の実態からくる自然現象なのである。
たとえば、経済の波が下降線を辿っていても、それは永久的な下降
ではなく、下ることが次への状態に移行する、エネルギーになる。
また、経済が上昇線を辿っていれば、それは次の状態として下降へ
のエネルギーを貯えつつある。
経済変動の波に大きな差があるのは、その時の政治を始めとする経
済を取りまく環境条件に変化があるためなのである。
「経済には永遠の繁栄もなければ、永遠の衰退もない」、これこそ
資本主義経済の本質なのだ。 そして、経済変動の大きなリズムは、
株式相場の実態に現れてきていることがつかめたのである。
( 続 く )