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てくのふぁんだの掲示板

【6】 相場局面


3. 逆金融相場 (弱気相場前段)

(1) 特徴
 ・ 金利上昇が主因となって、景気拡大期の終盤から始まる
  弱気相場。
 ・ 景気がある程度過熱してくると金融引き締めが始まるが、
  1回の金利引き上げで目的(インフレなき景気拡大)が達成
  されることはまずなく、数次に渡ることが通例である。
 ・ 一旦逆金融相場が始まったら、最注視すべきは金利の動き
  であり、業績ではない。
   逆金融相場では、増益だから株価が上がると考えてはなら
  ない。
   増益であっても金利上昇が続く限りは、下落相場が続く
  可能性が高いから。
 ・ 逆金融相場のスケールは、金利引き上げの程度と期間、
  金融引き締め(マネーサプライの減少)の程度と期間によって
  決まる。

(2) 逆金融相場での逆行銘柄
 ① 景気敏感株
  ・ 逆金融相場が始まったばかりの局面では、景気はまだ
   拡大を続けていることが多い。
    従って、金利敏感株のウェイトを下げて、景気敏感株
   のウェイトを上げることになる。
 ② 個人消費関連株
  ・ 景気敏感株の中では、景気拡大の終盤に優位性を発揮
   する。
 ③ 中・小型株
  ・ 株式市場に流入する資金が減ってくるから。
 ○ 逆行高を続ける銘柄の特徴
  ・ 金融引き締め、金利上昇の影響を受けることが少なく、
   増益を続ける可能性が高いこと。
    具体的には ・・・ 財務内容が良い、成長性が高い、
   市場シェアが高い、ヒット商品を持つ、
   ・・・ 企業の中から生まれるらしい。


[以上、投稿NO. 2 『・・・大全』第2部第2章 より抜粋]