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米ウォールストリート・ジャーナル紙は、米国発インフレの波、行動強いられる世界の中銀、新興国や欧州の一部でインフレ抑制目指す利上げの動き、と報じた。

米経済の活況は世界のインフレを加速させ、ドル相場を押し上げている。その結果、一部の国の中央銀行が、国内の新型コロナウイルス感染者数の高止まりや不完全な景気回復にもかかわらず、利上げを余儀なくされている。

世界各国の中銀は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ上昇にどう対応するかに注目し、桁外れの米景気拡大が引き起こす潮流に巻き込まれることを警戒している。FRB当局者は16日、米景気が過熱する中、3月時点の見通しよりも早い2023年内の利上げ予想を示したことから、世界的に株式相場が下落した。

FRBを中心に世界が利上げへ向けて進めば、一部地域の景気回復を阻害するリスクがある。とりわけ現在は、新興国の債務が増加している。
世界の国内総生産(GDP)の約4分の1を占める米経済の規模とその金融市場の重要性は、長年にわたり各国の政策決定に重大な影響を与えてきた。だが、今年に入り米経済が異例の伸びを示していることは、昨年のショックからなお回復途上にある世界経済にとって重要な意味を持つ。FRBが16日公表した経済予測によると、FRB当局者は今年の米GDP成長率が7%に達すると予想している。