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bondの掲示板

ブルームバーグによると、4日の米国債市場では前日に続いて利回りが上昇した。米金融当局が今年5月から少なくとも3回の利上げを行うとの見方が背景にある。

長めの年限の利回りが最も大きく上昇。社債発行が昨年末に3週間にわたり小休止状態が続いた後、2日連続で発行ラッシュとなったためだとトレーダーはみている。5年債利回りは一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.395%と、2020年2月以来の高水準となった後、1.38%前後で推移している。

10年債と30年債の利回りはいずれも上昇。この日は14社が投資適格級債券を発行。前日の発行件数は7件だった。
ミシュラー・ファイナンシャル・グループのマネジングディレクター、トニー・ファレン氏は「市場の予想を上回る新規発行だ」とした上で、インフレ高止まりと最近見られた連邦準備制度のタカ派転換が利回りの上押し圧力になっているものの、こうした要因は市場にとって目新しいものではないと指摘した。
30年債利回りは一時7.7bp上昇し2.10%と昨年10月25日以来の水準となり、この時以来初めて200日移動平均線を上回った。超長期債先物の大規模なブロック取引がこうした動きを後押ししているようだ。