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ダー様のテ-タイム
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在庫が減っている
本日も日経新聞朝刊「スクランブル」に、「電子部品の出荷指数と在庫指数伸び率の差」がグラフ表示されていました。
景気減速過程ですから、出荷全体が落ちていても致し方ないのです。しかし需要の減退以上に、在庫の絞り込みが進行しつつあることはうかがえます。これによって、早晩需給バランスが好転する可能性がでてきているわけです。
もともと当レポートで想定していた、マクロ的には上半期で景気減速も底入れ、というものは、実際にはやや遅れているのかもしれませんが、概ね近い進捗状況になっていると考えています。

対韓国、半導体材料の輸出規制問題
日本にしては、珍しく韓国に対して強硬策に出ています。
韓国経済にとって重要な半導体・有機EL業界が窮地に陥りかねない、フッ化ポリイミドやレジストなどの原料素材の供給に規制をかけるというものでしたが、脅威にはなりますが、致命的ではありません。供給をストップするというものではないのです。あくまで従来フリーで韓国が日本から輸入していたものを、ここの案件ごとに申請するというもので、時間がかかるわけです。これが、韓国の関連業界の生産スケジュールに影響が出てくるでしょう。
これらの原材料素材は日本企業が9割シェアですから、代替が効きません。
一応、日本の関連銘柄の株価は大きな影響を実際には受けていないようです。

JSR<4185>
東京応化工業<4186>
ステラケミファ<4109>

比較的中堅以下の銘柄で言うと、こういったところが目に浮かびます。小型であればそれだけ影響は甚大になるはずですが、株価は堅調ですから問題なさそうです。