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朕の倒産砲教室(がは)の掲示板

>>19019

INSIDE STORY
「関東軍」に翻弄され続ける東芝
原発事業の損失で債務超過の危機再燃
日経ビジネス2017年1月16日号目次
東芝が米国の原発事業で、再び数千億円規模の損失を計上する見通しだ 米ウエスチングハウスの減損を回避するために買収した企業が、新たな火種となった。原子力部門の隠蔽体質が改めて浮き彫りになり、上場廃止が現実味を帯びてきた。

 東芝は1月10日、複数の金融機関を集めた説明会を開催し、融資継続を要請した。

 直接のきっかけは昨年12月27日、原子力発電事業で数千億円規模の減損損失を計上する可能性を発表したこと。米原発子会社ウエスチングハウス(WH)が買収した企業の資産価値が、想定より下回ったのが原因だ。

 東芝の株主資本は2016年9月末時点で3632億円。損失額によっては最終赤字や債務超過が視野に入り、格付投資情報センター(R&I)などが相次ぎ東芝を格下げした。2016年3月期の有価証券報告書によると、東芝向け融資の一部には「財務制限条項」が付けられており、利益や格付けが一定水準を下回ると金融機関から即時返済を求められかねない。資金ショートを未然に防ぐため、銀行への根回しを始めた。

 だが支援の前提となる具体的な損失額は、1月に入っても判然としない。WHのダニー・ロデリック会長らが「米国で数字を精査している」(広報)ためだ。2016年度第3四半期決算を発表する2月半ばまでに、計上すべき金額を確定するとしている。東芝幹部からは「綱川智社長ら経営トップが事態をコントロールしきれていない」との声が上がる。

 問題となったのは、建設工事などを手掛ける米CB&Iストーン・アンド・ウェブスター(S&W)。米エンジニアリング会社のシカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I)から、WHが2015年末に買収した。買収後にS&Wの経営状況を見直したところ、建設プロジェクトなどでコスト超過が判明。結果、S&Wの資産価値が想定より下がり、多額の損失計上が必要だと判断した。

  • >>19020

    減損回避が買収の目的

     1年後に巨額の損失を生み出しかねない企業を、WHはなぜ子会社化したのか。東芝関係者は「買収しなければ、WHは2015年中に減損処理に追い込まれていたかもしれない」と打ち明ける。

     S&Wの買収当時、東芝にとって最大の懸案事項は約3500億円に達するWHの「のれん」だった。取り崩しを迫られると、粉飾で傷んだ財務が危機的状況に陥りかねなかったからだ。そのため東芝は原子力事業は「好調」だと説明し、のれん計上を正当化してきた。

     だが、実態は異なっていた。WHは米国で4基の原発を建設していたが、規制強化による安全対策や工事の遅延などでコストが膨れ上がり、事前の見積もり額を超過するようになったのだ。

     発注元の米電力会社はWHに超過分のコスト負担を求め、一部は訴訟に発展。工事を担当するCB&IとWHとの間でも、負担割合などを巡って争いになっていた。係争が深刻化すればWHの収益計画の見直しを迫られ、のれんの減損処理が現実味を帯びる。

     WHはこうした事態を回避するために、S&Wを買収して関係を整理することにした。訴訟の和解や納期の延長を認める条件として、電力会社がS&Wの子会社化を求めていたからだ。「資産査定などの時間は限られていたが、決断せざるを得なかった」(関係者)。

     東芝は結局、2016年4月にWHを含む原子力事業で約2500億円の減損損失を計上した。それが可能になったのは直前の3月に、東芝メディカルシステムズをキヤノンに約6655億円で売却できたからだ。S&Wの子会社化を通じて、東芝とWHは“時間稼ぎ”に成功したと見ることもできる。

  • >>19020

    こちらこそありがとうございますなんだ是名。普段はこの時間は飲んだくれてるので、あす検査があるので久々掲示板を眺めてましたンダ是名。

    感謝です
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