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私と経済の掲示板

上海株大引け 続伸、朝安後上げ 酒造や金融に買い 科創板は1.3%安

1日の中国・上海株式相場は続伸した。上海総合指数の終値は前日比12.9981ポイント(0.36%)高の3576.8853だった。このところの下げで値ごろ感が意識された銘柄に買いが入った。中国経済の先行きに自信を示したとする中国の劉鶴(リュウ・ハア)副首相の見方が伝わったほか、中国当局の政策への期待も相場の支援材料となった。

朝方は小幅安で推移した。取引開始後にメディアの財新が発表した11月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が景気判断の境目を3カ月ぶりに下回り、投資家心理の重荷となった。

時価総額の大きい酒造と金融がそろって上昇。石油、石炭など資源関連株が高い。不動産や電力も買われた。

半面、バッテリー関連が安い。自動車や半導体、医薬の一角も下げた。

上海のハイテク新興企業向け市場「科創板」の50銘柄で構成する「上証科創板50成分指数」は1.30%安だった。

深圳市場で深圳総合指数は0.19%高、新興企業向け市場の「創業板」指数は0.63%安だった。

上海と深圳市場の売買代金は合計で1兆1464億元と、29日連続で節目の1兆元を上回った。前日からは小幅に減った。

香港との証券相互取引を通じた海外投資家による中国株売買は買い越しだった。