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NY商品、原油が小反落 米中協議進展の期待後退で、金は反発

20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前日比0.04ドル安の1バレル58.09ドルで取引を終えた。貿易を巡る米中の協議が進展するとの期待が後退し、リスク資産のひとつである原油先物に売りが優勢になった。

ロイター通信が20日、貿易協議のために米国を訪れている中国の代表団が予定を早めて帰国すると伝えた。代表団は米モンタナ州の農家を来週初めに訪れる予定だったが、訪問を中止したという。投資家が運用リスクを取る姿勢をやや弱めた。

朝方は上昇する場面があった。攻撃を受けたサウジアラビアの石油生産施設の復旧に時間がかかるとの見方から、世界の原油需給がやや引き締まると意識された。中国やインドの景気刺激策で世界経済の減速が和らぎ、原油需要が持ち直すとの思惑も買いを促した。

ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比8.9ドル高の1トロイオンス1515.1ドルで取引を終えた。米中協議の先行き不透明感が高まり、運用リスクを回避したい投資家が相対的に安全な資産とされる金を裏付けにする金先物を買う動きを強めた。