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NY商品、原油が小反発 サウジの復旧に時間との見方

19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前日比0.02ドル高の1バレル58.13ドルで取引を終えた。攻撃を受けたサウジアラビアの石油施設の復旧に時間がかかるとの見方が買いを誘った。熱帯性低気圧の影響で一時的に米国内の原油需給が緩和するとの観測が浮上すると、相場は伸び悩んだ。

サウジがイラクなどの産油国と原油購入を巡って交渉していると伝わった。サウジは9月末までに原油の生産量が通常に戻るとの見方を示していたが、報道を受けて供給回復が遅れる可能性が意識された。

引けにかけては伸び悩んだ。熱帯性低気圧「イメルダ」が米テキサス州などで大洪水を引き起こしており、製油所や石油輸送が停滞し、一時的に原油の需要が鈍るとの観測につながった。米株式市場でダウ工業株30種平均が午後に下げに転じたことも、リスク資産である原油先物相場の重荷となった。

ニューヨーク金先物相場は4日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比9.6ドル安の1トロイオンス1506.2ドルで取引を終えた。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された委員らの政策金利見通しを受け、米追加利下げ観測が後退した。利下げが金先物市場への資金流入につながると見方が弱まった。