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株価が下落傾向にあるなか、リスクオフ姿勢を続ける投資家は同じ金属でも「安全資産」とされる金に投資を振り向けている。銅相場が再び下落する可能性はなお消えない。では、次の底値はいくらになるのか。有力視されるのが17年前半につけた5500ドルだ。

経営規模により差はあるものの、鉱山会社の生産コストは1トン3500ドル程度とされる。鉱山の健全な運営の維持や、将来の電気自動車(EV)向けなどの需要期待を加味すると「生産コストに2000ドルを足した5500ドルが底値の基準になる」と、みずほ銀行デリバティブ営業部の能見真行調査役は分析する。

足元は米中交渉の再開に関心が集まっているが、仮に交渉が進展しても中国の実需が速やかに回復するとは考えにくい。ドイツの製造業が減速するなど欧州景気にも陰りが見える。「ドクター」の底入れ診断にはまだ時間がかかりそうだ。