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■気候変動そのものを阻止する対策が重要

こうした気候の変化は破滅的な影響を招く危険性がある。世界銀行によると、インドでは気温上昇とモンスーンの変化で、50年までに1人当たり国内総生産(GDP)の2.8%が失われ、特に「ホットスポット」とされる地域に住む6億人の生活水準に影響する可能性があるという。暑さによる生産性低下のコストは、30年までに世界で2兆ドル(約222兆円)に達すると推測されている。

気温上昇に伴う死者数がどれほど増えるかは想像もつなかい。だが、私たちは少なくとも過去の過ちから学ぶことはできる。欧州は12年に03年を上回る酷暑に見舞われたが、政府が高齢者への対応などを改善したことから犠牲者数を抑えることができた。インド人は、豊かになるにつれエアコンを設置できる余裕ができるし、スラム街の住民でも、太陽光を反射させるためにトタン屋根を白く塗ることはできる。

ただ、欧州の熱波から対策を学んだように、そもそも気候変動そのものを阻止することの重要性を世界が学び、対策を打てたらと願うばかりだ。