ここから本文です
投稿一覧に戻る

☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

「美の壺 桃」

 9月19日(土)は「桃」の特集だった。おいしそうな桃が、たわわに実った桃畑が映った。こういう番組を見ると、なんでうちの家に、桃などの果物を植えてくれなかったのかと思う。少しでもいいのに。家の回りに土地はあったし1~2本なら植えられる。母や兄に知識がなかったのか、農協も教えなかったのかと思う。

 7月に台湾で、ある日本人アーティストの、桃を下から撮った写真の展示会があった。写真はいづれも夜に木の下から撮ったもの。ライトで桃が真っ赤に見える。葉っぱも濃い緑で、初めて見たがこれはこれでとっても綺麗。

 その写真を撮ったのが福島で、美術作家のやなぎみわさんのようであるのに、何んで「ある日本人アーティスト」と言う言い方をするのか、ちゃんと名前を言えばいいのにと思った。みわさんは5年も桃の写真を撮りに行ってると紹介された。

「古事記」に書かれた桃を知り、死の国に行ったイザナミ(妻)を、イザナギ(夫)が追いかけて行って、変わり果てた妻を見て、夫が妻に桃をぶつける。桃には霊力があり桃に興味を持ったと、みわさんの話だが、ちよっと意味不明でネットの「古事記」を読んだ。読んだらなお難しい(笑)

●伊邪那岐命が、亡き妻の伊邪那美命を連れ戻そうと、死者の国である黄泉の国に赴くが、失敗して予母都色許売や8柱の雷神、黄泉軍に追われる。地上との境にある黄泉比良坂(よもつひらさか)の麓まで逃げてきた時に、そこに生えていた桃の実を3個取って投げつけると、雷神と黄泉軍は撤退した。

 この功績により桃の実は、伊邪那岐命から「意富加牟豆美命」の神名を授けられる。「お前が私を助けたように、葦原の中国(地上世界)のあらゆる生ある人々が、苦しみに落ち、悲しみ悩む時に助けてやってくれ。」と命じられた。

 みわさんは「古事記」の イメージに合う木を探して全国を回わり、福島の桃畑で理想の桃の木に出会えた。枝がクネクネして古い木が好きだそうな、寝転がって下から桃を見上げて、夜に3人のチームで写真を撮る。照明は懐中電灯2本。

 みわさんは「暗闇に浮かび上がる桃の木、あの世とこの世、生と死、光と闇、桃の別の一面を表し、いにしえにつながる一端としたい。桃の無限の可能性がここにある。と言った。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%8E%E3%81%BF%E3%82%8F