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☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

「合掌の里の冬支度 白川郷」

1/29(水)に放送があったのを録画していて、それをたまたま見ていた。合掌造りの家が建ち並ぶ岐阜県飛騨の「白川郷」を女優の富田靖子さんが訪ねていた。白川郷には、ずっと以前に一度行ったことがある。独特の雰囲気がある珍しい1つの集落だった。富田さんは11月ごろに撮影に行っているのに雪が降り驚いていた。今年のような温かい年には、とても雪は降らなかったと思うが。

 私が行ったのは春ごろ。村落に入る手前に大きな庄川(しょうがわ)が流れていて橋が架かっている。橋の手前には大きな駐車場があって、駐車場の端っこに土手があり、そこに長い半端ない「土筆(つくし)」がウジャウジャ生えていたのを覚えている。私は子供の頃は田舎の子だったが、こんな長い土筆は記憶にない。

 「土筆」を見ると未だに胸がキュンとする。「土筆」と同時季には淡いピンクの蓮華(れんげ)も咲き、広い蓮華畑があった。蓮華と白詰草(しろつめぐさ)を交互に編んで、冠にしたりレイのように胸にぶら下げたり、ありきたりの子どもの遊びが懐かしい。大人になって京都市内で土筆を見たのは「大覚寺」の近く。まだ今でも周りには田んぼがあり、よ~く見ないと分からないような、小さい「土筆」をポツポツと見ることが出来る。とても白川郷のような「土筆」は見られないが。

 飛騨と言えば、大竹しのぶさん主演の映画「あゝ野麦峠」を思い出す。貧乏村の飛騨から、村の女の子たちが集団で雪の山を越え、長野県の製糸工場に女工として働きに出る。工場は過酷な重労働だが家族のために、みんな辛抱する。大竹さんの兄役が地井武男さんで、ロケはいきなり最終のシーンから始まったそうで、まだストーリ的に何もロケは始まっていないのに、大竹さんの演技が素晴らしかったとほめていた。地井さんは亡くなっているが、地井さんも演技の上手な人だった。