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「こころ旅 酒田市(さかたし)」

 東京の執行(しぎょう)さん(49歳・男性)のお便り。小学生の頃、夏休みになると山形の母親の実家に遊びに行った。じいちゃんは田んぼにお米の出来具合を見に行き、その間ばあちゃんと畑でナス、キュウリ、トマトなどの夏野菜を収穫した。

 すると突然ばあちゃんがモンペを膝まで下げて、体を折り曲げキュウリに向かって、ジョボジョボ~と立小便をした。ばあちゃんは「こうやって栄養を与えてやると、うまいキュウリになるんだよ」と言った。子どもの執行さんは「ゲ~ッ」と言った。昨日の夜も、その前の夜も太いキュウリをバリバリ食べたので、なんだか複雑な気持ちになった。というお話。

 正平さんが20代の頃、香川県に行った時、チューリップだけが置いてある農家があって、そこにおばあちゃんが来て、モンペをおろし「シャ~」とオシッコをしたのを見て、女の人でも立ち小便するんだと衝撃的だった、と話していた。

 「へぇ?女性の立ちションて珍しいの?」私なんて毎日立ちションしてるわ。ただし人目にはさらさないけどね。それでは軽犯罪になる(笑)職場ではトイレは共同で、便座に誰が座ったか分からない。だから便座を上げて、腰を曲げてそのままオシッコしてる。大便の時は座らないと出来ないので、便座に消毒液をシュッシュッと吹いて、トイレットペーパーで拭き、さらにトイレットペーパーを切って2~3枚重ねて用を足す(笑)

 さて正平さん一行は、執行さんちを探す道すがら、寄ったお食事処で、ちょうど「こころ旅」がテレビに映っていて、正平さんが「俺の声だ」と入って行った。店主に「あれ俺だよ、本人が来てるよ」と言ったけど、店主は正平さんをよく知らないようでスルーした。出す物が蕎麦しかないので、注文の事を気にしていたのかもしれないが、正平さんはガッカリしたかも。地方では、まだまだ有名人じゃないってことよ(笑)

 私的には酒田と言えば「おしん」がすぐ浮かぶ。今再放送してるが、おしんが酒田の米問屋「加賀屋」に奉公していた時代は過ぎて、現在は、関東大震災で焼け出され夫の実家、田倉家(たのくらけ)に居候で、おしんが姑にすさまじい嫁いびりをされてる真っ最中。おしんは加賀屋の主人くに(長岡輝子)に可愛がられ、行儀作法、そろばん、読み書きをしこまれ、一番心安らかに安定した時代を過ごしていた。