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☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

「菩提樹 心引き寄せる甘い香り」

 6月15日(土)の京都新聞に「真如堂(しんにょどう)」の黄色い満開の菩提樹がカラーで載っていた。以前に何度か見に行ってるので香りがしてきそうだった。見頃は15~16日だったそう。閉門が16時なので、中々見に行けそうにもないなぁと思ってるが、急に散るわけでもないので、数日なら大丈夫かなと思う。
 
 真如堂の墓地には、大奥で権勢をふるった「春日局」の父親、斎藤利三(さいとうとしみつ)のお墓があるが小さくて見過ごしそう。その近くの「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」には、お江(おごう)の大きな宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、因縁の春日局の墓もある。家光騒動で犠牲になった弟の忠長の供養塔もあり、春日局が不憫に思って建てたという説もあるとか。

 真如堂にも「萩」は咲くが、真如堂の裏手にある「迎称寺(こうしょうじ)」は萩の寺ともいわれている。ここの萩は、今にも崩れそうな土塀にしがみついているようにも見える。その年によって塀の上まで鬱蒼と伸びた萩や、こじんまりとした小さな萩の時もある。この土塀を見てると、想像だがタイムスリップしたような、のんびりとした時代に戻るような気がする。托鉢の坊さんが通るような。

 さてその迎称寺の裏手には墓地があり、寺と墓地の間に古びたアパートがある。ポストを見てると住人は1~2人いそうだが、ミステリアスで気持ち悪い。医者で作家の久坂部 羊(くさかべ よう)さんの「大学病院のウラは墓場」を読むと、いつもこの墓地が浮かぶ(笑)

●心引き寄せる甘い香り
京都新聞6/15(土)

 仏教とゆかりの深い菩提樹の花が京都市左京区の真如堂で見頃を迎えている。淡黄色の花が鈴なりに咲き誇り、初夏の境内に甘い香りを漂わせている。

 本堂前にある菩提樹は寺伝によると、樹齢が300年近くに及ぶ。高さ8メートルを超える木の枝先に花が下向きに連なり、参拝者がカメラで撮影したり、香りをかいだりして楽しんでいる。

 菩提樹は釈迦がその下で悟りを開いたとされ、仏教の聖木とされている。ただインドの品種とは異なり、中国や日本ではシナノキ科の高木を菩提樹と呼んでいるという。

 真如堂は「例年に比べて開花は遅かったが、より多くの花が咲き、香りも強い」としており、15、16日ごろが最も見頃になるという。