ここから本文です
本日のドル円市場
投稿一覧に戻る

本日のドル円市場の掲示板

1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、月初のロンドンフィキシングに絡んだドル買いのフローが入った模様で105.04円まで続伸した。ユーロドルは、欧州時間発表の12月独小売売上高指数が予想よりも弱い内容だったことも重しとなり、1.2056ドルまで軟調推移。ユーロ円も126.52円まで下値を広げた。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、10年利付国債入札結果を見極めながら105円の攻防に注目する展開が予想され、豪ドルは豪準備銀行(RBA)の金融政策に注目する展開が予想される。

 本日実施される10年利付国債入札(2兆6000億円程度)は、3月の日銀金融政策決定会合での金融緩和策の点検で、長期金利の許容変動幅が拡大されるとの観測やオペ減額観測が高まっていることで要注目となる。変動許容幅が拡大された場合、10年債利回りは上昇する可能性が高まることで円高要因となる。

 12時30分に発表予定の豪準備銀行(RBA)政策金利は、0.10%で据え置きと予想されている。注目ポイントは、4月までと予定されている1000億豪ドルの国債・地方債を購入する量的金融緩和への言及となる。市場では、量的金融緩和の打ち切り観測から豪ドル買いが進んでおり、停止なのか、縮小なのか、それとも5月以降も延長となるのか要警戒となる。
 豪ドル/ドルは、停止や縮小が示唆された場合は上昇トレンド継続、延長の場合は、反落が予想される。

 今週は、5日に発表される米1月雇用統計に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大状況やワクチンの接種状況、米国上院での新型コロナウイルス対策法案(1.9兆ドル)の議事運営などを見極めることになる。民主党上院トップのシューマー院内総務は、共和党の支持が得られず60票の賛成票が獲得できなければ、財政調整措置の発動で、過半数51対50(※上院議長のハリス米副大統領の1票)で予算を成立させる、と主張している。共和党上院議員10名が、6000億ドル規模への縮小を提示しており、バイデン米大統領や民主党幹部との協議の行方に要注目となっている。
 本日のドル円のオーダー状況は、上値には、105.00円に4日のNYカットオプション、105.10-30円に断続的にドル売りオーダー、105.50円、105.70円、106.00円にドル売りオーダーが控えている。下値には、104.60円割れにストップロス、104.50円から104.00円にかけて断続的にドル買いオーダーが控えている。