投稿一覧に戻る 本日のドル円市場の掲示板 103 hardWorker 2021年2月1日 08:24 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、欧州時間に104.94円を付けた後、ダウ平均が一時747ドル下落し、米10年債利回りが1.10%台に上昇したことなどを眺めながら、高値圏で底堅く推移した。ユーロドルは1.2156ドルまで上昇したものの、米国株の下落を受けて上値が重い展開となった。ユーロ円は127.34円、ポンド円は143.96円まで上値を伸ばした。 本日の東京外国為替市場のドル円は、ダウ平均が3万ドルを割り込んだことによるリスクオフのドル買い、米10年債利回りの上昇基調を受けたドル買いと、105.00円台に断続的に控えている本邦輸出企業からのドル売りオーダーとの攻防が予想される。 10時45分に発表される1月Caixin中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の予想は、52.6で、12月の56.3からの低下が見込まれている。昨日発表された中国1月製造業PMIは51.3で12月の51.9から2カ月連続の低下、サービス業PMIは52.4と12月の55.7から2カ月連続の低下しており、中国の景気回復の足踏みを確認することになる。 米国と中国の関係は、政治的には、中国が南シナ海で軍事演習を実施することに対して、ブリンケン米国務長官は「中国による南シナ海での国際法で認められていない権益主張を拒否し、東南アジア諸国とともに中国の圧力に抵抗する」と警告している。経済的にも、バイデン米政権は、ウイグル族に対する人権侵害、香港の民主化運動の抑圧、台湾に対する脅威に対して、トランプ前政権による第1段階の通商合意や国家安全保障に関連する全ての決定事項を見直すと表明していることで要注目か。 本日のドル円のオーダー状況は、上値には、105.00-30円に断続的にドル売りオーダー、105.50円、105.70円、106.00円にドル売りオーダーが控えている。下値には、104.50円にドル買いオーダー、104.00-30円に断続的にドル買いオーダーが控えている。 一目均衡表のテクニカル分析では、先週末に抵抗帯だった雲の上限104.32円を上抜けて引けていることで、三役好転の強い買いシグナルが点灯して買いの時代に入っており、上値の抵抗は200日移動平均線の105.61円処となっている。 今週は、週末5日に発表される米1月雇用統計に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大状況やワクチンの接種状況、米国上院での新型コロナウイルス対策法案(1.9兆ドル)の議事運営などを見極めることになる。民主党上院トップのシューマー院内総務は、共和党の支持が得られず60票の賛成票が獲得できなければ、財政調整措置の発動で、過半数51対50(※上院議長のハリス米副大統領の1票)で予算を成立させる、と述べている。それに対し、マコネル共和党上院院内総務は反発していることで、議会協議に向けて予断を許さない状況となっている。 返信する そう思う0 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
hardWorker 2021年2月1日 08:24
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、欧州時間に104.94円を付けた後、ダウ平均が一時747ドル下落し、米10年債利回りが1.10%台に上昇したことなどを眺めながら、高値圏で底堅く推移した。ユーロドルは1.2156ドルまで上昇したものの、米国株の下落を受けて上値が重い展開となった。ユーロ円は127.34円、ポンド円は143.96円まで上値を伸ばした。
本日の東京外国為替市場のドル円は、ダウ平均が3万ドルを割り込んだことによるリスクオフのドル買い、米10年債利回りの上昇基調を受けたドル買いと、105.00円台に断続的に控えている本邦輸出企業からのドル売りオーダーとの攻防が予想される。
10時45分に発表される1月Caixin中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の予想は、52.6で、12月の56.3からの低下が見込まれている。昨日発表された中国1月製造業PMIは51.3で12月の51.9から2カ月連続の低下、サービス業PMIは52.4と12月の55.7から2カ月連続の低下しており、中国の景気回復の足踏みを確認することになる。
米国と中国の関係は、政治的には、中国が南シナ海で軍事演習を実施することに対して、ブリンケン米国務長官は「中国による南シナ海での国際法で認められていない権益主張を拒否し、東南アジア諸国とともに中国の圧力に抵抗する」と警告している。経済的にも、バイデン米政権は、ウイグル族に対する人権侵害、香港の民主化運動の抑圧、台湾に対する脅威に対して、トランプ前政権による第1段階の通商合意や国家安全保障に関連する全ての決定事項を見直すと表明していることで要注目か。
本日のドル円のオーダー状況は、上値には、105.00-30円に断続的にドル売りオーダー、105.50円、105.70円、106.00円にドル売りオーダーが控えている。下値には、104.50円にドル買いオーダー、104.00-30円に断続的にドル買いオーダーが控えている。
一目均衡表のテクニカル分析では、先週末に抵抗帯だった雲の上限104.32円を上抜けて引けていることで、三役好転の強い買いシグナルが点灯して買いの時代に入っており、上値の抵抗は200日移動平均線の105.61円処となっている。
今週は、週末5日に発表される米1月雇用統計に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大状況やワクチンの接種状況、米国上院での新型コロナウイルス対策法案(1.9兆ドル)の議事運営などを見極めることになる。民主党上院トップのシューマー院内総務は、共和党の支持が得られず60票の賛成票が獲得できなければ、財政調整措置の発動で、過半数51対50(※上院議長のハリス米副大統領の1票)で予算を成立させる、と述べている。それに対し、マコネル共和党上院院内総務は反発していることで、議会協議に向けて予断を許さない状況となっている。