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インドのZydus社がDNAワクチンでは先行していて、インド政府から緊急使用許可を得て12月から接種開始予定であることは周知の事実です。一方で3回接種で67%の発症予防効果であり、ファイザーやモデルナと比較して低いと批判されることもあります。これに対しては、Natureの記事で、「ZyCoV-D(ザイコブ)の有効性は低いように見えるが、臨床試験は2021年の初めにインドで行われたが、当時の流行の主流は、感染力の強いデルタ株だった。一方、mRNAワクチンの試験は、感染力の弱いウイルス株の流行中に行われた。効果は基本的にデルタ株に対するものなので、かなり高いと思いう」と擁護されています。それでは、高容量試験の結果待ちのアンジェスのDNAワクチンの発症予防効果がどうなるのでしょうか?私はザイコブより高くなると推測しています。理由は使用されてる無針注射器の性能の違いです。Zydus社は、ファーマジェット(2014年に開発されたスプリング式)を使用していますが、アンジェスはダイセルが開発した最新式のアクトランザラボ(火薬式)を使用しているからです。無針注射器の使用目的は、ワクチンを皮膚内の比較的浅い位置にあるランゲルハンス細胞(免疫応答に重要な細胞)に効率的に運ぶためです。ダイセルの特許を見ると、皮下の比較的浅い部位への注射液投与をより効率的に行えるよう、加圧力や、注射液の射出口の径を適宜調整するように多くの工夫がされています。また、皮膚との密着度を高めて、ワクチンが効率よく注射対象領域に運べるようにされているからです。【特許番号】6246995