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東南アジア新車販売、5月は13%増 8カ月連続プラス

東南アジア主要6カ国の5月の新車販売台数は前年同月比13%増の約23万8000台だった。前年同月の実績を上回るのは8カ月連続。新型コロナウイルス対策の緩和で新車市場は回復傾向が続いているが、一部の国では半導体不足による生産減少の影響が残る。

域内の主要市場であるタイは16%増の6万4735台で、5カ月連続のプラスだった。経済活動制限や入国規制の緩和がされたことで消費者心理が改善している。シェア首位のトヨタ自動車は「石油価格の上昇が販売のマイナス要因となるが、新車需要は依然として高い」として、6月も好調を持続したとみる。

一方、インドネシアは10%減の4万9453台となり、15カ月ぶりに前年同月実績を下回った。イスラム教の断食月(ラマダン)明けの休暇により販売店の営業日が少なかった。インドネシア自動車製造業者協会のヨンキー副会長は地元メディアに対して、半導体不足による生産の減少も影響したと指摘した。

マレーシアは5%増の4万9603台で2カ月ぶりのプラスだが、前月比では12%減った。インドネシアと同様、ラマダン明けで営業日が少なかった。マレーシア自動車協会は「半導体不足と物流停滞の影響も続いている」との見方を示した。

ベトナム、フィリピン、シンガポールを含む6カ国の1~5月累計は前年同期比17%増の約134万3000台。新型コロナの影響が出る前の19年の同期比では7%減の水準で推移している。