ここから本文です
ポンド相場とイギリス経済を展望しよう

ポンド相場とイギリス経済を展望しようの掲示板

  • 372
  • 4
  • 2021/03/08 22:19
  • rss

掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • ブルームバーグは複数の関係者からの情報として、EUは9日を英国との通商合意期限と見込む、と報じた。

  • 英首相報道官
    「自由貿易協定(FTA)協議の結果にかかわらず、産業界と共に欧州連合(EU)離脱への準備を進めている」
    「EUとの大きな隔たりの1つは漁業権について」
    「移行期間の延長はせず、2021年は交渉しないだろう」

  • ロイター通信によると、英首相報道官は合意可能な限りEUと貿易交渉を続ける、という見解を示した。

    ロイター通信によると、英報道官はEUと合意しなくても英国は繁栄する、という見解を示した。

  • 日本経済新聞によると、英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉は、合意か決裂かを最終判断する時期が迫ってきた。複数の欧州メディアは争点の一つだった英海域での漁業権の対立が緩和したと伝えた。ジョンソン英首相とEUのフォンデアライエン委員長は7日夕に再び電話協議に臨むが、なお残る対立点で妥協点を見いだせるかは不透明だ。

    交渉はEUを離脱した英国が加盟国と同等に扱われる12月末までの移行期間中に、自由貿易協定(FTA)で合意し、関税ゼロの貿易などを維持できるかが焦点だ。交渉が決裂して「FTAなし」となれば、年明けの急な関税の復活など経済活動の混乱が避けられない。

    英EU首脳が5日に交渉継続を決めたのを受け、6日午後から首席交渉官級の協議が続いた。同日夜、英スカイニューズなど複数のメディアはEU筋の情報として、3つの対立点の一つである漁業権の問題で「打開があった」と伝えた。
    英紙ガーディアンによると、両者は激変緩和期間を設けて、段階的にEUの漁獲割り当てを減らす方向で最終調整に入った。英EUともに公式には「何も決まっていない」と反論しているが、「漁業権は最大の対立点ではない」という点は共有しているもようだ。

    一方で移行期間後も英国が産業政策でEUルールに合わせる「公正な競争環境の確保」と、紛争解決などの「ガバナンス」の2点では紛糾が続く。EUは英国が関税ゼロでEU市場から恩恵を受けるなら、将来にわたり税や雇用などの制度をEUルールに合わせるよう求める。英国はEU離脱の理念だった「主権の回復に反する」と訴える。

  • 英国のEU離脱に伴う英EUの貿易協定協議に関し、英国とEUは6日から交渉を再開させている。7日の英BBCニュースによると、移行期間の終了が年末に迫るなか、英閣僚や英官邸筋は漁業権と公正な競争のルールを念頭に、「厄介な課題が残っている」、「打開はない」と述べた。一方、EU側の関係者は「漁業権に関する合意は近い」という楽観的な見通しを示しているという。

    その中で今週以降、協議が進展となれば、ポンド高やユーロ高、ドル安とリスク選好によるクロス円での円安を支援。反対に詳細で対立が続くと、ポンド安やユーロ安、ドル高とリスク回避による円高を促す一喜一憂が想定される。

  • 英国のモーダント主計長官は、EUとの通商交渉について、英側に合意のないまま離脱する用意があると述べた。交渉にはいくらか進展はあったが、これまでの相違は残っており、公正な競争の実現が「もっとも難しい」という見解を示している。

  • ポンドドルは欧州時間に急ピッチで値を下げた反動から買いが先行した。英国と欧州連合(EU)の協議について根強い合意期待も相場を支え、一時は1.3370ドル台まで上昇。EU関係者筋から「(英国と)本日中の合意はないだろう」との報道が伝わると1.3290ドル台まで反落する場面があったものの、その後はすぐに下げ渋る展開に。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の電話会談では合意に至らなかったものの、会談後の共同声明で「通商交渉の継続で合意」「ジョンソン英首相が協議の溝を埋めるため、ブリュッセルでフォンデアライエン欧州委員長と対面協議を行う見通し」などと伝わり、再び1.34ドル台を回復する場面も見られた。

  • ロンドンタイムは、引き続き難航する英・欧州連合(EU)の交渉に神経をとがらせる状態が続きそうだ。各欧州高官で見解にばらつきがあり、楽観や慎重な見方が交錯している。異なった立場の発言が伝わるたび、ポンドを中心に欧州通貨が右往左往する展開となっている。
     昨日、ユースティス英環境相は「まだ合意すべきことがある」としたうえで、話し合いが「先週末に大きく後退したのは事実」と述べた。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長は電話会談を行ったものの、自由貿易協定(FTA)について「相違は大きく」「まとめる状況ではない」という。両者はブリュッセルで対面協議に臨むことになったが、同地で10・11日に開催のEU首脳会議までに落としどころを見出せるか注目される。
     決着は難しそうで、今後の交渉継続を前提とした部分合意が想定される。それに関しても英国が主権を強く主張しつつ、交渉を有利に導こうとしている感がある。決着するにしても目前までネガティブな内容を含めた発言が出てくると考えられ、ポンドほか欧州通貨の荒っぽい振れは続きそうだ。

  • 「英国との通商合意は手の届くところにある」(バルニエEU首席交渉官)

     12月5日と7日、英国のボリス・ジョンソン首相と欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長が、英国のEU離脱後の自由貿易協定(FTA)などの将来関係について電話で会談したものの、妥結に至らなかった。共同声明では、「最終的な合意をまとめるための状況にはまだ至っていないとの意見でわれわれは一致した。深刻な隔たりが残る3分野の問題が解決しない限り合意には至らない」と表明された。
    (1)英海域でのEU加盟国の漁業権
    (2)企業補助金などの公正な競争条件の確保
    (3)違反行為に対する紛争解決の仕組み
     英国は今年1月末にEUを離脱し、英国とEUは2021年1月1日からの貿易協定発効を目指して交渉を続けているが、EU加盟国と同様の扱いを受ける移行期間は12月末で終了し、貿易協定が合意に至らなければ、「合意なき離脱」に伴う経済・社会の大混乱が懸念されている。
     さらに、英上院が12月2日に下院で承認された「国内市場法案」に修正を加えて下院に差し戻し、今週、下院での審議が予定されている。バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官は、「国際法に抵触する部分が含まれれば、貿易交渉は危機に瀕する」と警告しており、英・欧の通商交渉と英下院での「国内市場法案」の審議に注目する展開が続いている。
     12月9日が英国とEUとの通商交渉の期限、10-11日にはEU首脳会議が開催され、最後の審判が下されるのかもしれない。
     ポンド相場のリスクシナリオは、合意無き離脱を受けて、各国中央銀行の外貨準備、政府系ファンド(SWF)や機関投資家のポートフォリオのポンド持ち高の減少による下落となる。

    1)英海域でのEU加盟国の漁業権
     EUの共通漁業政策下では、加盟国は割り当てられた漁獲上限を守れば、他国の排他的経済水域(EEZ)でも漁ができる。EUは、従来通りに加盟国の漁船が英海域で操業することを求めているが、ジョンソン英首相は、離脱後は毎年の交渉で漁獲量を決めると主張している。
     英国にとって漁業は経済全体の0.1%を占めるに過ぎず、英海域での水揚げの6割は外国漁船によるもので、イギリスの漁獲量の7割はEU市場へ輸出されている。すなわち、英海域からEU漁船を追い出したとしても、漁船数の問題からイギリスの水揚げが大きく増えることは期待できないとのことである。しかしながら、ジョンソン英首相にとっては、EU離脱派が多数を占めて自身の重要な支持基盤である漁業関係者のために、「EUから主権を取り戻す」シンボルとなり、妥協することは、政治的な裏切りとなり、ジョンソン英政権に悪影響を及ぼすことになりかねない。
     一方、EU加盟国の北大西洋全体での漁獲量の35%を英海域が占めており、これまで英海域での操業に依存してきたでフランスやオランダなどのEU加盟国の水産業界にとっては死活問題である。マクロン仏大統領は、「いかなる場合であっても、EU加盟国の漁師が離脱の犠牲にされてはならない」と主張している。

    2)企業補助金などの公正な競争条件の確保
     「同一競争条件」は、産業政策の規制・ルールの問題であり、「レベル・プレーイング・フィールド(競争環境の公平性)level playing field」と呼ばれる。この言葉は、サッカー草創期にグランドの傾斜を巡って生まれた。
     EU側の主張は、EU市場に自由にアクセスしたいならEUのルールを守れ、という明快なものである。すなわち、離脱後の英国が、特定産業への政府補助金や税制・雇用・環境面などで企業への規制を緩めれば、安い製品を輸出できるようになることで、EUの企業が競争で不利になるとの懸念である。
     英国側の主張は、将来的にEUのルールに縛られることを警戒しており、主権の侵害だ、EU離脱の意味がない、と強く反発している。

     楽観的なシナリオとしては、漁業権の問題では、英国側が安定的な漁獲枠取り決めを認めてEUに譲歩すること、「同一競争条件」では、EU側が英国をEUルールで縛る程度を引き下げて譲歩すること、紛争解決手続きでは、英国の協定違反に対するEUの一方的制裁の余地を残すことなどが考えられる。

  • ジョンソン英首相
    「欧州連合(EU)との通商合意の可能性は高いものの、合意に至らない可能性も払拭できない」
    「EUからの離脱は、英国にとって大きな機会となる」

  • ジョンソン英首相
    「われわれは常に希望を持っているが、通商交渉を断念して合意なしで離脱するしかないと認識せざるを得ない時が来るかもしれない」

  • ロイター通信によると、ジョンソン英首相は8日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡って、交渉を断念し合意なしで離脱するしかないと認識せざるを得ない時が来るかもしれないと語った。最後の最後まで合意を目指すかと聞かれると、首相は「もちろんだ」と回答。その上で「われわれは常に希望を持っているが、スタンプを引き抜くべき時だと認めざるを得ない局面が来るかもしれない」と、クリケットでプレー終了を意味する用語を使って説明した。
    首相はまた「われわれは(合意の)どのようなバージョンの下でも大いに繁栄するだろう。オーストラリア型でも構わない」などとした。

  • バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官
    「次のステップに備えて、フロスト英首席交渉官と会談した」

  •  デービス英首相報道官から「EU通商交渉は年末までに結論付ける」、「ブレグジット交渉が来年まで継続することはない」、「ジョンソン英首相はフォンデアライエンEU委員長と会うことに合意した」との発言が聞かれている。

  • ロート独欧州担当相
    「英離脱協議、実質的な進展はない」
    「唯一の新しいことは英首相と欧州委員長の会談」
    「英と欧州連合(EU)が貿易合意に至ることができるかは不透明」

  • バルニエEU主席交渉官は「英国との合意可能性は極めてわずか」などと述べた。

  • 英EU通商合意の見込みをトレーダー修正、ポンドのヘッジコスト急騰
    12/9(水) 0:39配信

    (ブルームバーグ): 英国が通商協定を結べずに欧州連合(EU)離脱移行期間を終了するかもしれないとの現実にポンドのトレーダーは衝撃を受け、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の直接会談を待たずにポジション調整を進めている。

    向こう1週間のポンド下落リスクをヘッジする相対的なコストは、いまや世界の主要通貨のうち最も高い。向こう1カ月では、トルコ・リラに次ぐ高さだ。ポンドの1週間物インプライド・ボラティリティー(IV)は今四半期に急騰し、2番目に高い通貨の約3倍に上る。

    投資家は基本的な骨格だけを定めた通商協定で合意が成立することを、先週末までにほぼ織り込みつつあった。だが、RBCヨーロッパは1週間前に70%の確率とみていた合意成立の可能性を50%に引き下げ、合意なしなら数日以内にポンドはドルに対して最大6%下落すると見込んだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1週間以内に8%下げると警告する。

  • ゴーブ英内閣府担当相
    「通商協議で欧州連合(EU)側に動きがあることを期待」
    「合意することが目的だが、どんな対価を払ってもというわけではない」

  • 本日欧州時間の午後にジョンソン英首相がブリュッセルに向かいフォンデアライエン欧州委員長とブレグジット後の取り決めの交渉に向かう。10-11日の欧州連合(EU)首脳会議が開かれることを考えると、この交渉が最後になる可能性が高く、どちらの結果が出た場合でもポンドは対ユーロを中心に乱高下することになりそうだ。また、明日には欧州中央銀行(ECB)定例理事会が開かれることや上記EUサミットもあり、ポンドだけでなくユーロも週末まで大きな値動きが予想される。

読み込みエラーが発生しました

再読み込み