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FXボロ負けメモの掲示板

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  • 2021/05/23 16:33
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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • 退職金3000万円で株式投資とFXに挑戦…お先真っ暗な損失額

    定年前後はお金に関する様々な誘惑があり、危険な罠にはまって老後破綻に陥る人も多いです。しかし、50歳を過ぎたらするべきこと、してはいけないことを知っておけば、老後のお金の不安は解消できます。今回は、定年退職した投資未経験者が、退職金3000万円のほとんどを株式投資とFXにつぎ込み、大損をしてしまった話です。※本連載は、山中伸枝氏の著書『 50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話 』(東洋経済新報社)より一部を抜粋・再編集したものです。

    退職金3000万円を「株式投資」と「FX」に投資するが
    某広告代理店を無事に定年退職したBさん。話はいまから8年前に遡ります。Bさんは広告代理店で金融機関を担当する営業でした。大手証券会社の広告、イベントなどの仕切りを担当していて、かねてから定年後、資産運用をする必要性については十分に理解していました。

    ただ、当時はまだつみたてNISAやiDeCoなどの制度は存在しておらず、投資といえば、毎月分配型の投資信託や株式投資、FXが中心という時代でした。

    Bさんは退職金を有利に運用しようと、定年前からいろいろ戦略を練っていました。ちなみに、退職金の額は3000万円だったそうです。

    Bさんの戦略はこうです。まず3000万円のうち200万円は、当座の資金ということで普通預金に残しておく。そうなると、投資に回す資金は2800万円ですが、大事な退職金なので、リスクの高い投資商品で運用するつもりはないということでした。

    もちろん株式についてはデイトレードをしようなどとは考えておらず、長期間持ち続けるつもりでいました。できれば配当金が高く、倒産するリスクの低い会社で、株価が乱高下しなければベストです。

    一方、日本の財政赤字が今後さらに深刻化し、円の価値が目減りするリスクがあるため、退職金の一部を米ドルにしようと考えていました。そして、退職金を受け取ってすぐ、これらを実行に移したのです。

    まず米ドル投資ですが、外貨預金は為替手数料がやや高めということもあるので、コストが安いFXで投資することにしました。金額は300万円を証拠金として、8倍のレバレッジで米ドルを購入しました。

    FXは証拠金を担保にして、その25倍まで取引ができます。300万円を証拠金として預ければ、最大で7500万円まで外貨の売買ができるわけですが、レバレッジは借金をして取引しているのと同じです。

    Bさんはそのリスクを抑えるため、8倍で取引しました。8倍ということは、2400万円相当の米ドルを持っているのと同じことになります。

    そして、残りの2500万円で日本株を買いました。Bさんによれば、2500万円の日本株と、レバレッジをかけて2400万円相当の米ドルを同時に保有することで、リスクヘッジになると考えていました。

    日本株が下落すれば、円も売られて円安になるから、為替差益によって日本株の下落をヘッジできるという算段です。確かに、金融機関の広告担当だっただけに、よく考えられています。

    さて、そろそろ何の株式を買ったのかを申し上げましょう。東京電力です。確かに電力株は資産株で、配当利回りも高く、株価も非常に安定しています。

    Bさんが定年になったのは、2011年2月のことでした。Bさんは証券会社に口座を開き、東京電力の株式を買いました。株価は2100円でした。株数は実に1万2000株。20万円ほどオーバーしましたが、総額2520万円の取引です。

    1ヵ月も経たないうちに株価が2163円まで上がり、75万円ほどの値上がり益が得られました。Bさんはきっと、自分の老後はこれで安泰だと思ったことでしょう。

    ところが……、運命の日が来ました。東日本大震災と、それによる福島第一原子力発電所の事故によって、東京電力の株価が急落したのです。2011年3月の安値は461円でしたから、2520万円で買った株式が553万2000円になってしまいました。しかも、株価はその後も下がり続け、2011年6月には148円の最安値をつけました。評価額は177万6000円です。

    初めて株式に投資したBさんは、これ以上の損失に耐えられませんでした。一時は600円台まで回復した株価が、2011年10月に再び200円まで下げたところで全部売却したのです。売却したときの株価は220円。2500万円の資金が264万円に目減りしてしまいました。

    さらに、不幸が襲ってきました。1米ドル=83円台で買った米ドルです。これだけの自然災害が生じれば円安になるはずが、急激な円高に見舞われました。

    結局1米ドル=76円24銭まで円高が進み、Bさんが持っていた米ドルには多額の含み損が生じました。結果、証拠金の担保不足ということで、強制的に米ドルが売られ、300万円の証拠金から損失分を差し引いた100万円のキャッシュが、Bさんの口座に残されました。

    3000万円あった退職金が一瞬のうちに564万円になってしまいました。普通の人なら目の前が真っ暗になるでしょう。

    でも、幸いなことに楽観的なBさんは、一念発起して株式投資の勉強を始め、564万円をタネ銭に株式投資を再開。その後のアベノミクス相場にうまく乗り、なんとか3000万円を取り返せそうなところまでリカバリーしてきたそうです。やれやれ(笑)。

    50代からは、「ゆったりとした資産運用」を心掛ける
    50代になると、何事にもある種、あきらめの気持ちが芽生えてきます。20代のときに比べて体力が落ちた。容姿も衰えた。何よりも気力が萎えた。それらをどうやったら改善できるのかを考える前に、「まあ、人生も先が短いし、いまさら頑張ってもしょうがないよね」と言ってあきらめようとします。

    お金についても同じです。

    「いまさら資産運用しても無駄でしょう。急にお金が増えるわけでもないし、そもそも難しいことを考えるのが面倒」という方はけっこういらっしゃいます。

    でも、こと資産運用に関していえば、50歳から始めたとしても、全く遅くありません。というよりも、50歳から60歳までの間にある程度の金融資産を築こうとするならば、金利の低い預貯金だけではどうしても心許ないので、資産運用で「増やす」ことを考える必要があります。

    もちろん、60歳以降もずっと資産運用をすればいいのですが、積立によって元本を増やしていける時期は、まだ働くことで得られる収入が比較的大きい50歳から60歳までと考えておいたほうがいいと思います。この10年で、ある程度効率的にお金を増やそうとするのであれば、資産運用は不可欠です。

    といっても、Bさんのように株式とFXの組み合わせで運用するなどというのは、投資未経験者には無理だと思います。

    東京電力株は非常にアンラッキーであり、あのような事態に直面する確率は極めて低いと思いますが、株式の直接投資で大きな損を被ったという話はよく耳にします。ましてやFXは、長期間ポジションを持とうとしても、Bさんのように短期で大きく為替レートが動くと、強制的にポジションを切られるケースがありますから、常に短期の値動きに神経を使うことになります。

    株式も個別銘柄投資をすると、株価の値動きに一喜一憂することになります。株価が上がり始めると、どこで利益を確定させるかで思い悩み、株価が下がれば利益があるうちに売ったほうがいいのか、再び株価が上昇するまで待てばいいのかで悩みます。

    挙句の果てに、損している状態に耐えられなくなり、Bさんのように値下がりしたところで売却して大損を被ったりします。そのような投資をし続けられますか?

    きっと難しいでしょう。なので、50代からの資産運用はできるだけゆったり構えて、日々の値動きに神経をすり減らさずに済むような方法を考える必要があります。

    山中 伸枝

  • FXを始めた理由、「貯金・資産増やすため」26.3%
    一方で「負け」48.9%、「すでに退場」53.0%

     株式会社RUNWAYSは、男女1,000名を対象に「FXを始めたきっかけや元手資金についての意識調査」を実施し、その結果を3月8日「海外FX wiki」にて発表した。調査期間は2月21日から28日。

     FXを始めた理由を聞くと、「貯蓄・資産を増やすため」が26.3%で最も多く、以下、「小遣い稼ぎ・生活費をカバーするため」が21.1%、「面白そう・儲かりそう・簡単そう」が10.0%、「副業・副収入として」が9.7%、「経済やお金に興味があったから」が8.1%、「友人・知人・家族に誘われて」が6.6%で続いた。

     最初の元手資金を聞くと、「10万円以上20万円未満」が29.1%で最も多く、「1万円未満」の4.2%、「1万円以上5万円未満」の14.4%、「5万円以上10万円未満」の9.2%をあわせると、約57%が20万円以下の元手資金で始めていた。

     1カ月あたりの目標金額は「1万円以上5万円未満」が34.1%で最も多く、以下、「5万円以上10万円未満」が18.1%、「10万円以上20万円未満」が16.8%、「1万円未満」が12.1%で続いた。月20万円以上と答えた人は全体の12.1%に過ぎなかった。FXは比較的少額の資金で、お小遣い程度を稼げればいいと気軽に始める人が多いようだ。

     一方、株式会社RUNWAYSは、男女1,000名を対象に「FXをやめた理由や取引期間についての意識調査」を実施し、その結果を3月15日に発表した。調査期間は2月21日から28日。

     FXの生涯収支を聞くと、「負けている」が48.9%、「勝っている」が31.1%で、負けている人のほうが多かった。「変わらない」は20.0%だった。また、現在もFXを続けているか聞くと、53.0%がすでにFXをやめていた。

     そこで、FXをやめているトレーダーに取引期間を聞くと、「半年~約1年」が44.34%で最も多く、次いで多かった「半年未満」の24.72%を合わせると、約69%のトレーダーが1年以内に取引をやめていた。以下、「約2年」が14.91%、「3年」が7.74%で続いた。

     FXをやめた理由は、「損をした・元手を失ったから」(33.96%)、「思ったほど上手く稼げないから」(17.17%)、「本業や日常生活に支障が出たから」(13.40%)、「リスクが高く怖くなったから」(9.81%)などが多かった。

     FXを続けているトレーダーにその理由を聞くと、「勝っている・もっと稼ぎたいから」(37.66%)、「楽しいから・趣味だから」(12.13%)、「まだ目標に達していないから」(9.15%)、「始めたばかり・勉強中だから」(8.94%)、「長期運用・分散投資だから」(8.09%)などが多かった。「損失・教材費・借金を取り戻したいから」というトレーダーも2.98%いた。

     FXで順調に資産を増やしているトレーダーもいるが、約半数が損失を出しており、短期間で取引をやめるトレーダーも多いようだ。

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